副業でアルバイトができたらいいのに…と思っている人、結構多いんじゃないかと思います。
私自身も本業しつつ副業で肉体労働系のアルバイトをしています。が、実はつい先日退職することにしました。理由は2つあって、1つ目が本業でやりたいことが増えたこと、2つ目に家族に関わる問題が起きたことです。
副業バイトを始める前は別にどうもない状況だったのに、いざ始めて1ヶ月ほど経過したら状況が変わる…そんなことはないと思っていた時期が私にもありました。
そういうことは実際にあります。私がそうだったので。結局やむにやまれぬ事情が出来たので退職という流れになったのですが、こういったケースの他にも副業をすることで良くない状況が出来てしまうことも無いとは言えません。
というわけで、ここでは副業バイトをしたいと思っている人向けに、考えておくべきことをお伝えしたいと思います。
バイトを辞めるという連絡を入れたり直接伝えるのは割と苦痛
バイトを始めるぞ！と意気込んで面接に行き、無事採用される…というまではまるで流れ作業のようにサクサク進むんですが、いざ退職が必要な自体に直面すると、その連絡を上司や店長に伝えるのがかなり苦痛になります。
バイト先で出会った人達にも申し訳ない気持ちになってしまいますし、そのお店に通うのもなんだか気まずくなりそうな気がしてきますよね。どうにもならない事情なら仕方がないのですが、でもやっぱり後ろめたいです。
「行きはよいよい帰りは怖い」ってやつなんですよね、バイトって。退職方法で失敗したらそれこそ「なんだったんだあいつは…」みたいに伝説として語り継がれてしまうんじゃ…と気をもむはず。
誰でもバイトに採用されたら数カ月後か数年後かはわかりませんが、いずれ辞める時が来ます、必ず。だからこそ、どれだけ苦痛でも立つ鳥跡を濁さずという言葉のように潔くスパッと伝え残りのシフトをやりきりましょう。
借りていた制服などはクリーニングしてお店に返却し、「短い間ですがお世話になりました」と伝えてサッと去りましょう。自分がいなくなってもまた新しい人員は補充されますから、重要なポジションを任されていない限りは「大丈夫かな」と心配する必要はないです。
どの程度ならキャパ範囲内かを本業やプライベートの状態を見て考えよう
そもそも副業は本業があってこその仕事。本業収入だけでは少し物足りないから副業するわけですよね。
でも実際に副業バイトを始めてみると、「たかだか3～4万円のために自分のプライベートの時間を削ってまで副業バイトする意味ってあるのか？」と自問自答をするようになってきます。
それに、本業の収入が少なくなったからといって必ずしも副業でリカバー出来るとは限りません。私がその例でした。
100%お金が必要になけど、副業バイトで稼げる額じゃ何ヶ月経ってもどうにもならない…という状況なら、いっそのこと虎の子資金を引っ張り出すわい！ということで私はことなきを得ました。。。すると、そもそも副業バイトをすること自体がまったくもって非効率に感じ始めたわけです。
人ってほんとに現金ですよね。
副業バイトを始めると仕事内容を覚えたり責任も出てくるので続けるほど辛くなる
当たり前ですが、副業バイトといえど仕事ですので、それなりに覚えることがありますし続ければ続けるほど重要ポジションを任されることになり、責任も重くなります。
ですがそうなると本業でそれなりに疲労している状況で、さらに疲労が重なるようになるわけです。そうなるとプライベートで家族と過ごす時間も良いものにはなりません。むしろイライラをぶつけてしまう可能性だってあります。
そんな風に家族に八つ当たりしたってなんにもなりませんし、独身の方だったら疲れを取るためにダラダラと時間を無駄に過ごしてしまうことになりかねません。こうなってくると、いよいよ何のために副業をしているのかがわからなくなってきます。
副業バイトのための通勤や勉強でプライベートな時間も失うことに
副業アルバイトで危惧すべきことはプライベートな時間が無くなってしまうことです。日中の本業だけなら夕方以降はどのように過ごそうが自由ですし、休日はでかけたりということも出来るはずですが、副業バイトを始めると平日や土日祝の概念がなくなるんですよね…実はこれが最も怖いことで、土日にフルでシフトを入れてしまうと家族と一緒に過ごす時間がゼロになってしまうわけです。
子供やパートナー、家族との時間を大切に過ごすという意味ではダメダメなんですよね、副業バイトって。
当然ながら、自分が趣味でやっていることや上達したいと思っている物事を練習する時間もなくなりますし、考えるためのリソースも副業の勉強の方に回さねばならず苦しくなります。
また、副業アルバイトの勤務地が遠いとそれだけ時間を無駄にします。大抵の場合仕事を始めるまでに10～15分程度早くバイト先に向かわねばならずお金にならない待機時間もあるわけで。行き帰りだけでも1時間程度はどこかに消えていっているわけですよ、恐ろしいことに。
ついでに言うと副業バイト先の人間関係が悪かったり、やたらめったら強く当たられたりするとメンタル面にもかなり悪影響が出てしまうということも考慮に入れておく必要があります。
まとめ：副業バイトは悪くないが、デメリットがあることも把握しておこう！
さて、ちょっと副業バイトを始めようかな～？とか思っている人の出鼻をくじくようなことを書いてしまいましたが、実際このあたりのことは副業バイトを始める前によく考えて置かなければならないことです。
副業バイトを始めると色々な方に仕事のやり方を指導してもらったりするわけですから、その時間分労力がかかりますし、指導してくれている間は上司や先輩・同僚の仕事が滞ることもあるわけで。すると多少なりとも一日の売上や退店時間にも影響してくるわけです。
ですから、副業バイトを始める前に予めどんなデメリット・リスクがあるかをじっくりと考えたり、働く職種についてもよく吟味することで、自分を助けるだけでなく副業バイト先への負担軽減にもつながるわけです。
私のように、「とりあえず始めればいっか！」で始めたはいいもののプライベートなトラブルや職場自体が合わなかった、といった時にかなり辞めづらくなってしまうのです。ですがその状態をずるずる長引かせて中途半端に責任ある仕事を任されてから辞めることになってしまうとそれはそれで同僚やお店にとってかなりの負担ですし損失になるんですよね。
なので、「無理だ！」とわかったらスグに電話でアポをとって直接言うなり、電話越しで伝えるなりして辞めたほうが良いです。それが自分のためでもあるし、お店のためでもあります。
副業バイトを始めても意外とうまくいかないケースもあって、途中で辞める必要が出てくるケースも考慮した上で応募することにしましょうね！