CADオペレーターはほぼPCを使った作業になりますよね。多くの製品や建築物の設計図を作成するためには必須のスキルですが、幅広い分野で使われているため汎用性が高く、転職する際にも非常に役立つ技術。
PCを使った仕事なので、実は会社にいなくても在宅勤務できますし、副業として取り組めるんですよね。育児中などで会社に通えない主婦の方でもCADスキルがあれば在宅勤務も可能。
スキルはあるけど人間関係などの色々な理由で仕事を辞めてしまった人でもやろうと思えばいつでもできるのがCADオペレーターの良いところですよね。
ここでは副業としてのCADオペレーターに焦点をあてて見ていこうと思います。
副業CADオペレーターの仕事内容
CADオペレーターの仕事は基本的に依頼された製品・建築物などの図面制作と修正が主になります。新規制作だけでなく。手書き図面をデータ化する仕事も当然あります。
不動産での需要は特に多く、住宅の間取り図・リフォーム提案用の図面、マンションの設計図など多くの場面でCADオペレーターが活躍します。
副業であれば在宅で図面を制作することになるのですが、当然ながら納期がありますし「副業だし…」と適当なことはできません。副業として取り組む場合、各会社が出している求人を見るか、クラウドソーシングで探すことになるでしょう。
が、最近(2018年現在)は意外とクラウドソーシングでできるCADオペレーターは少なくなっています。なので、アルバイト求人サイトなどで探していくのが手っ取り早いかもしれません。
副業でできるCADオペレーターは在宅でできる仕事の一つ
CADオペレーターの仕事はPCをメインに使うので、大抵の場合は場所を選びません。なので、極端な話をすれば会社に出社せずに自宅で仕事をやりきることも不可能ではありません。
もちろん打ち合わせのために日中電話したり、月に数回は会社にでることになるでしょうから、本業がサラリーマンだとちょっと厳しいかもしれませんね。
自営業で本業は時間を選ばない仕事をしているけど、CADのスキルもある…といった人にはベストかもしれません。CADのソフトは数種類あるため、求人によってどのソフトを使用しているのかを必ず確認した上で応募するのが必須と言えるでしょう。
副業CADオペレーターのメリット・デメリット
副業CADオペレーターのメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット
CADオペレーターを副業でやるメリットは、当然ながら自分のスキルを活かせることが一つ。もう一つは在宅で仕事ができることでしょう。在宅(副業)でできるということは、会社内での人間関係に悩むことも少なくなりますし、家庭内でやるべきことに取り組む時間も確保できるので仕事と家庭の両立がしやすくなるということでもあります。
デメリット
もちろん良いことばかりではなく、CADオペレーターとして副業するにはそれなりのスキルや実務経験が求められることになりますし、クライアントによっては使用するソフトが異なる場合もあるため、自分が使えるソフトかどうかをよく確認する必要もあります。ただ、ソフトの高性能化に伴いCADが使えるということが特別なスキルではなくなる可能性もゼロではないため、CAD以外のスキルも同時にアピールできることが今後は求められるでしょう。
上でも書いた通り、今後CADオペレーターでなければCADの仕事は出来ない…ということはなくなるかもしれません。空いた人が片手間でぱぱっと作ってしまえるようになるかもしれないのです。
そうなるとCADオペレーターの仕事自体がなくなってしまうので、副業であっても仕事が続くかどうかが心配になります。ですので、CADとは別のスキルを身に着けておいたほうが将来的な不安も解決できるでしょうし、より収入のいい副業につなげることも可能かもしれませんよ。
副業CADオペレーターのチェックポイント
副業CADオペレーターの収入などのチェックポイントも見ておきましょう。
収入目安 | 時1,000円~ |
勤務地 | 会社、自宅 |
勤務時間帯 | 日中 |
勤務曜日 | 平日 |
1回の勤務時間 | 副業なら制作物によるが1時間~4時間 |
資格の要不要 | CAD利用技術者試験 |
難易度 | ★★★★☆ |
CADオペレーターの時給は1000円前後の求人が多いですね。資格としては「CAD利用技術者試験」というものがあり、この資格を持っていることで多少はスキルが有ることをアピールできるかと思います。
ただ、難易度は意外と高くないようで、2次元CAD利用技術者試験2級の合格率は50%以上。1級でも35%以上の合格率なのできちんと勉強したり技術を磨いた人であれば問題なく取得できる資格です。
現場においては即戦力が求められるので副業の場合、資格持ち+実務経験有りならすぐにでも仕事を任せてもらえることでしょう。
逆に実務経験がないと副業として仕事をもらうことも難しいので、その場合は何かしらの成果物(ポートフォリオ)を提出すべきです。
副業CADオペレーターに向いている人
副業CADオペレーターに向いているのは以下のような人ですね。
こんな方におすすめ
- 元々CADオペレーターとして仕事をしていた人
- 昔CADで設計図での制作実務をしていた人
- CADのスキルはあるが家事育児でフルタイムの仕事が難しい人
こういった方におすすめできるのがCADでの副業や在宅ワークです。とはいうものの、最初の方でも書いた通り最近はCADを使ったクラウドソーシングの仕事は少なくなっています。
なので、在宅勤務OK、副業OKの求人を探していくのが近道。でも、タイミング的にそういった求人がない場合もあるでしょうから、そういう時は別のスキルを活かせる仕事をクラウドソーシングで探すしかありません。
ライターやアンケート程度であればスキルがなくとも可能ですので試しにやってみるのも良いでしょう。
まとめ:副業でCADオペーレーターを始めるのはハードルが高いかも?
割と前から副業としてCADオペーレーターをしている人は仕事に困らないとは思うものの、最近副業でCADオペーレーターを始めたいという人は条件に合う仕事が見つからず困るかもしれません。
しかしどうしても副業・在宅で仕事をしたいという場合は近くにある会社のホームページを見たり、アルバイト求人などを地道に探していくことになるでしょう。
仕事の難易度はスキルがある人からすると普通かもしれませんが、そもそも副業として始める難易度が高いというのがCADオペーレーターでしょうね。