副業でやるならやっぱり短時間収入の多い仕事をしたいですよね。サービス業とかの普通のアルバイトだと時給850円とかで、普通レベルしか稼げないのですが、世の中には探せば色々と効率のいい副業はみつかるもの。
その一つが、治験バイトです。治験バイトの場合、3泊4日の入院だけで10万円を超える報酬を得られるような案件もゴロゴロ転がっているんです。暇な時間が多からバイトしたいけど、効率よく稼ぐ方法はないかな？と思っている方であればかなりおすすめできる副業の一つといえるでしょう。
ただ、やっぱりネットの情報をダラダラ見ていると「危険だ」とか「死亡」なんかで調べられていますし、やってみたいものの不安にはなるはず。
というわけで、ここでは副業で治験バイトをやってみたいと思っている方向けに、メリット・デメリットなどを紹介していきます！
治験の仕事内容
新しい薬（新薬）や健康食品を販売するにはその有効性や安全性を調べる必要があります。そこで必要になるのが治験の被験者、つまり治験アルバイトなのです。
そもそも治験（臨床試験）とは新しい薬の候補物質を人に投与し、その「効果」や「有効性」などを調べる試験のこと。試験は第一段階から第三段階まであり、第三段階まで突破し厚労省から「薬」の承認を受けることで晴れて医薬品として販売することが可能になります。
臨床試験は第一段階で健康な人に投与し、第二、第三段階から疾病を患う患者さんに投与していきます。治験バイトではこのすべての段階を謝礼をもらいながら行うことになります。
治験バイトは一定期間（数日～数ヶ月）の通院が必要だったり、数日～数週間の入院を必要とするもの、それができない方は在宅でできる在宅治験など複数種類がありますが、収入効率が良いのは通院や入院を伴う治験ですね。
最初に書いたように、例えば3泊4日の入院治験のような場合だと10万円を越えるような高額報酬となっているものもあります。
とは言うものの、そういう治験は危険なのでは…？と思っている方もいるでしょうが、そもそも治験は各種法令や治験計画書を遵守し科学的・倫理的に行われるため死亡するなどの危険な状況は起こりえないのが普通です。
もちろん投薬された物質によって因果関係の説明できる重篤な事象が起こらない可能性が0とは言い切れませんが、確率としては相当低いうえに具合が悪くなれば直ちに試験は中止になるので、必要以上の心配は不要ということです。
そもそもなぜ治験バイトは高額報酬なのか？というと、普通に治療するよりも高い頻度で通院が必要になったり、検査の増加で身体的・精神的負担が増えるため、その謝礼として高額に設定されているのです。
また、入院治験では夜間の就寝時間も拘束時間とみなされ謝礼となります。なのでその分謝礼が割高なのです。決して試験が危険だから報酬が高いというわけではないことに注意しておきましょう！
治験バイトを行うにはまずモニター派遣を行っている企業に登録し、自身の状況に合致する治験案件を探し、よさそうな案件があればそこに応募する、という形ではじめられます。
参加の条件は案件により様々で、年齢や性別、肥満度や何かしらの疾病を患っているか、あるいはうつ病などがあるか？といった条件もあり、必ずしも希望している案件に応募できるとは限らない、というのが治験バイトの難しいところですね。
副業でできる治験の種類と勤務場所
治験アルバイトは高額の謝礼がもらえるため副業としてはもってこいのアルバイトなのですが、日中に本業をしている方であれば入院型の治験は難しいですよね。なので、通院型、在宅型の治験がおすすめです。在宅型の治験では健康食品や化粧品などを自宅で使用するというものがほとんど。健康な方でも参加できるため、募集は一瞬で埋まってしまうことも多々あります。
在宅型の治験であれば、研究機関から提供された美容品や健康食品を一定期間使用し、その結果を指定された病院などに通院して報告する…というのが一連の流れになりますね。
たったそれだけでも謝礼1万円～4万円程度もらえたりするので、そりゃ参加者殺到も納得ですよね。
勤務場所についてですが、入院治験は指定病院で過ごすことになりますし、在宅治験は事前検診、本検診（変化報告）を東京の病院などで、自分でサンプルを試すのは自宅で行うことになります。入院の場合、ネットが使えるかどうかは病院次第で、場合によっては自分でwifiルーターを持ち込む必要もありますので事前確認が必要になります。
通院治験でも在宅検診でもそうですが、最低2回は指定された病院（主に東京）に行くことになります。かなり遠い場所になると支給される交通費や謝礼だけではマイナスになってしまうこともあるため、よく考えて参加しなければなりません。
治験のメリット・デメリット
まず治験のメリットですが、治験の前に無料で健康診断を受けることになります。（事前検診で謝礼学が増える場合も！）個人事業主の方であれば数年間健康診断をしていない…という人もいるでしょうから、いい機会になるでしょう。健康診断は個人で受けると1万円はしますから、なにげにお得です。
メリット
最も大きなメリットは短期間でも高額の謝礼を受け取ることが可能ということですね。3泊4日で10万超えなんて普通の仕事ではまずありえない金額です。ほとんどの場合交通費も支給なので、ある程度時間に余裕のある方であればしっかりと収入につなげることが出来ますよ。
デメリット
逆にデメリットなのは高額な案件ほど拘束時間が長いということ。上記3泊4日案件だと、ほとんど病院の中で過ごすことになります。また、手軽な案件はお小遣い程度の謝礼にとどまるというところがイマイチでしょうね。健康状態や体型などに一定の条件があるものが多く、必ずしも希望した案件に応募できるわけではないことにも注意が必要です。
入院治験だとその間は屋内生活ですが、漫画を読んだりゲームをしたりと好き放題できます。ただその反面採血が頻繁にあったり、見知らぬ他人との共同生活でのストレスが地味に溜まったりと手放しにめちゃくちゃラクというわけではありません。
もっとも、肉体労働やサービス業と比べるとラクに違いないですが。
治験のチェックポイント
以下にて治験の収入目安などをまとめました。
| 収入目安 | 1万～15万円（入院治験含む） |
| 勤務地 | 病院・自宅など |
| 勤務時間帯 | 入院なら丸一日、在宅ならできるときに |
| 勤務曜日 | 基本平日だがあまり関係はない |
| 1回の勤務時間 | 入院なら4日程度、在宅なら3週間程度 |
| 資格の要不要 | 不要だが年齢や性別で条件あり |
| 難易度 | ★★☆☆☆ |
ざっくりまとめたのでやや分かりづらいかもしれません、入院治験の場合は概ね謝礼は10万円を越えます。
在宅の場合は最初に都内で検診をし、その後数週間ほど健康食品を自宅で試しその結果を再度都内の病院へ向かい報告…という流れがほとんどです。
入院治験も東京が多く、東京の近くに住んでいる人ほど取り組みやすいと言えるでしょう。稀に東京以外でも福岡で行っている場合もありますので、そちらもチェックしてみると良いかもしれません。
入院治験はなぜ美味しいバイトなのか
改めてお伝えしますが、入院治験はぶっちゃけかなり美味しいバイトです。
というのも、病院に拘束されはするものの採血や食事以外のときは好きなことをしていいからです。例えば、DSやSwichでクリアしていないゲームを持っていって遊びまくるとか、読み終えていない漫画を一気読みする、プライム・ビデオでみたい番組を観まくる…といった贅沢な時間の使い方ができるんですよね。
もちろん大学生の方であれば夏の課題やレポートをやってもいいし、資格試験に臨む人はその練習問題をやりまくってもいいんです。
このように、自分の好きなように有意義に時間を使えるんですよ。その上10万円越えの謝礼までもらえるので、感覚的には暇つぶしで遊んでたらお金がもらえたというようなもんでしょうか。
その反面食事は自分の持ち込みのものは食べられません。必ず病院が支給してくれた食事を三食きちんと食べることになります。
いわゆる病院食のようなものなので味気なかったり、同じようなものばかりで飽きるかもしれません。
ちなみに、寝ている時間も拘束時間に含まれるためその分が謝礼に反映されているそうです。
副業治験に向いている人
さて、副業として治験をやってみたいな～という方も少なからずいるでしょうから、副業治験に向いている方をまとめてみました。
こんな方におすすめ
- まとまったお金が必要な方
- 大学生で時間が余って仕方がない方
- 自営業でどうしても短期的な収入が必要になった方
- 見ず知らずの他人との共同生活に苦がない方
- 各種疾病の経験がなく健康な方
いずれにしても、一定額のお金がまとめて入るというのはうれしいことですね。ただし注意点としては、治験終了後に「はい、ありがとうございました。こちら謝礼です。」というようにすぐにお金が貰えるわけではありません。
普通の企業と同じように25日～月末頃に指定口座に入金という形になることがほとんどですので、即金性はありません。なのでその点のみ注意しておきましょう！
まとめ：副業治験バイトは狙い目だがほとんどが東京集中なのがネック
あんまり本文中では触れませんでしたが、治験会場のほとんどは東京になっています。入院治験でなくとも、通院場所が都内の病院だったりするため、地方の方は通院すると普通に赤字になってしまうことも。
なので、地方から参加する場合は入院治験を選ぶほうが確実ですが、近くで開催される治験があるのならそちらを選んでみるのもいいでしょう。ただし、選べる案件数がかなり絞られるため参加できるかどうかは運次第となってしまうのがネックと言えるでしょうね。
それでもやはり入院治験は個人的にはかなり狙い目だと思っているので、手軽にまとまったお金がほしい方は参加してみると良いでしょう。
ちなみに、おいしい治験の募集枠は速攻で埋まってしまうので、参加したいものがあればスグに応募しておくのがベストです。
さらに、治験登録サイトには複数登録しておくことで選べる案件が増えるため、こちらも必須です！