小学校で英語の授業が始まるなどここ数年でグローバル対応できる人材の強化がより強まりました。それにより、英会話講師の需要も徐々に高まりつつあるように思います。
大人が仕事のために英語を身につけるように、子供も今までよりも英語に接する機会が増えました。昔は英語を勉強したところで使うことが全くなかったのですが、最近は外国人観光客も増えましたし、ネットでも英語を目にする機会が増えました。昔よりもボーダレスになったので、勉強した英語が無駄にならない時代になったわけですね。
今ではyoutubeなどの動画媒体を通じて世界各国に情報発信すらできるので、垣根のないコミュニケーションのためには英会話が必須となるのです。何を言っているのか分からないかもしれませんが、要は英会話ができればかなり役立つ時代になったので、英会話講師の需要も高まっているということです。
最近はskypeなどをつかったオンラインレッスンもありますし、別に語学学校に毎回通わずとも自宅でレッスンを受けられるようになりました。講師となる人も在宅勤務ができるようになったので、ほんといい時代ですよね。なので、英会話ができる人であれば副業で英会話講師をして収入を得るのも手軽にできるようになりました。
というわけで、ここでは副業でできる英会話講師についてお伝えしていきたいと思います。
英会話講師の仕事内容
英会話講師の仕事内容ですが、生徒が英語で話す能力を向上させること…これが英会話講師の仕事ですね。仕事の内容については生徒の能力とニーズに合わせることになるので、難易度はかなり変動します。
中学英語レベルの会話が出来ない人なんてたくさんいますし、逆にある程度は話せるけどより上品な表現、硬い表現、ビジネス的な会話表現ができるようになりたい人…など、様々な人がいます。
なので、そういった人達のニーズに合わせた指導が英会話講師には求められるのです。では、客観的に自分の会話能力をしめす指標や資格はあるのか?というと、あります。
英会話講師資格というものを取得したり、あるいは英会話検定(2級=日常会話レベル、1級=ビジネスレベル、ネイティブB=ネイティブと同等レベル)を受けてみることで自分の能力を客観視出来ます。
ちなみに、英会話講師資格は英会話検定2級(日常会話レベル)、英検2級以上、TOEIC750点程度の能力で取得できるようです。
なぜ英会話講師の資格が必要かと言うと、指導方法やカリキュラム作成といったティーチングスキルが必要だから。なので元々人に教えるのが得意だという人であれば必ずしも英会話講師資格が必要というわけではありません。
ただし、大人に教えるのと子供に教えるのでは勝手が違うのが難しいところです。子供は興味がなければ勉強してくれませんし、好き勝手に遊んでしまう子もいて悩む講師の人もいるのだとか。
なのであまりストレスなく仕事したいのであれば、ある程度学ぶ意欲がある学生や大人を相手にした英会話講師のほうが気分的には楽かもしれませんね。
副業でできる英会話講師の種類と勤務場所
既に書きましたが英会話講師は子供向け、大人向けがあります。なので自分がどちらを相手にするのが良いのかをよく考えて選ぶ必要があります。
英会話講師の仕事場所ですが、英会話教室または自宅ということになりますね。在宅で英会話講師をする場合、PC、Skypeなどのツールが必ず必要になります。最近はスマホのカメラでもOKのようですね。
子供向けの英会話教室だと複数人を相手に授業を進める感じになりますが、大人向けだと大抵はマンツーマンレッスンとなります。スクールによってはオンラインでもグループセッションをすることがあるそうで、話ができない人がでないようしっかりと気を回さなければなりません。
対面のマンツーマンレッスンの場合は大抵駅前近くの語学学校になると思われるため、都心部に住んでいる方は便利かもしれません。
英会話講師のメリット・デメリット
英会話講師のメリット・デメリットも見ていきます。
メリット
まずメリットですが、英会話を通して生徒さんだけでなく自分のコミュニケーション能力を磨くこともできるのが大きいです。母国語以外で話すときは相手に伝えられることが大事ですからね。また、必ずしも対面でなくてはならないということもなく、オンラインで場所・時間に縛られずに仕事できるというのも副業にしたい方にとっては魅力なところ。
デメリット
デメリットとしては、生徒の会話能力向上のために様々な工夫や効率化を図らなければならいため、事前準備に時間と労力が掛かってしまうことでしょう。これは給与に反映されない時間外の作業ですので大変かもしれません。
時給が2000円前後と副業としては申し分ない英会話講師。週末2回、4時間働いた場合でも8万円ほど稼げるため他の副業アルバイトなどと比較してもかなり割の良い副業と言えるでしょう。
ただし、自分の英語力が確かであることとレッスンを滞りなく進められる技量、生徒を不安にさせないトークスキルなど、複数の能力が一度に求められる仕事でもあります。
実際のところ、自分が英会話するスキルと人に教えるスキルはまた別物なんですよね。ですので、実際に副業として英会話講師として働くことになった場合でも自分のティーチングスキルは常に磨くよう心がけて欲しいです。
英会話講師のチェックポイント
英会話講師の時給などのチェックポイントは下記の通り。
収入目安 | 時給2000~3000円 |
勤務地 | 教室または自宅 |
勤務時間帯 | 日中,夜間(社会人向けは夜間多い) |
勤務曜日 | 平日夜間,週末日中 |
1回の勤務時間 | 1時間~ |
資格の要不要 | 英会話講師資格,英検,TOEIC,TOFLE高スコアなど |
難易度 | ★★★☆☆ |
既に上で書いちゃいましたが、時給はかなり高めの仕事です。その分英語力だけでなくコミュニケーション能力なども求められるので、コミュ力不足と感じる人にはあまり向いていないかもしれません。
まあ英会話できるレベルの人がコミュニケーションが苦手…というのはなかなかないかもしれませんが…しかし英会話よりもリスニング、ライティングのほうが得意だという人は翻訳の副業を探したほうが良いかもしれません。
-
在宅副業で出来る翻訳の仕事はクラウドソーシングで探せ!実務翻訳が副業のメインに
翻訳の仕事というと、語学を活用したかなりハイレベルなものをイメージするはずです。実際のところ、実務で使われる書類などの英訳・中国語訳なども翻訳者の仕事。 端的に言えば、外国語の文書を日本語に翻訳したり、 ...
続きを見る
副業英会話講師に向いている人
副業で英会話講師に向いているのは以下のような人かもしれません。
こんな方におすすめ
- 英会話講師を元々していた人
- 英検やTOEICでハイスコアをキープしている人
- 英語のティーチングスキルを磨きたい人
英会話講師はもともとそれなりに英語に関わってきた人向けの副業と言っても差し支え無いかもしれません。本業ではやりたくないけど、副業で少しだけなら…という人にも良いと思います。
ネイティブと会話をするわけではないので気持ち的なストレスはあまりないかもしれませんが、自分の教えている生徒がなかなか上達しないといったことも考えられるので、自分なりに原因を考え生徒と一緒にスキル向上していく方法を模索するのが大事。
これが出来ない、あるいはすきではない、という人にはあまりおすすめできない副業でしょうね。人のために色々と考えて行動できる人にこそぴったりな副業と言えるでしょう。
まとめ:
ということで、英会話講師は生徒のために色々と考えられる人であるのが理想的です。教えるものが英会話というだけで先生と同じようなものですから、生徒をないがしろにしてしまうようでは英会話講師は務まりません。
この生徒にはどんな方法が最善なのか?といった方法を常に考え実践できる人にチャレンジしてもらいたい副業といえます。その分報酬もいいので、頑張ってもらいたいです。