冠婚葬祭やイベントなどで司会進行を務める人っていますよね。しっかりとしたトークで話をされるので、それ相応のトレーニングを受けている人なんだろうなぁというのは何となく分かると思います。でも、実は式場で常勤しているわけではない場合がほとんどです。
ということは?はい、実はブライダルなどの式場で司会をしている人の多くは副業なのです。本業は別で持っているんですね。
少し考えるとわかりますが、結婚式やお葬式も毎日あるわけではありません。なので常勤の司会者は基本的にはいないのです。
専門知識が必要そうで実はそうでもない司会者の副業について、ここではお伝えしていきます。
イベント・ブライダル司会者の仕事内容
司会者の仕事内容はイベントでの司会もありますが、最も多く需要のあるのがブライダルの司会です。私も友人の結婚式に何度か参加していますが、司会者の方の話し方や進行はとても上手く、式を滞りなく進めるためにも不可欠な存在だなと感じます。
基本的に司会者はイベントを進行させるほかに、場を盛り上げたり和ませたりといった場の空気を読むのに長けていることが必須です。身だしなみに清潔感は不可欠ですが、巧みなトークスキルと臨機応変に対応できる柔軟ささえあれば、誰でも司会者になることは可能です。
当然ですが、明るく朗らかな雰囲気の人のほうが務まりやすい仕事ですね。需要の多い結婚式の司会ですが、式自体が土日に行われる事が多いので副業としても最適ですね。
ただし、挙式は大抵の場合5時間程度行われるためその時間は拘束されることになります。平日の疲れを休日に癒やすのが好きな人にはちょっと難しい副業かもしれません。ただ、ブライダルの司会を副業出やりたいと思うような人はよっぽどやる気がある人でしょうから、むしろ司会者を副業にするほうが日々を楽しめるかもしれません。
挙式前には式を挙げる二人と事前打ち合わせを行い、どのような内容で進行していくかや話す内容をを決めて当日に望むことになりますので、きちんとコミュニケーションを取ることも大事な仕事です。
副業でできるイベント・ブライダル司会者の種類と勤務場所
副業でできる司会者の種類ですが、最初でも書いたように最も需要の多いブライダルの他に以下のようなものがあります。
司会者の種類
- 婚活パーティーの司会進行
- 通夜・葬儀の司会
- 遊園地でのキャラクターショーの司会
婚活パーティー司会の時給は1000円程度、葬儀の司会は時給2000円程度、キャラクターショー司会の日給は8000円前後です。
どれが良いとは一概には言えませんが、色々経験しておくことで司会のは場が広がり、応用力も身につくはずです。
勤務場所は当然それぞれ異なり、ブライダルなら結婚式場、イベントならイベント会場、葬儀なら葬儀場になりますので、それぞれに相応しい装いが求められます。
どの仕事もシフト自由だったりしますが、ブライダルやキャラクターショーはほぼ週末に集中しているため本業との兼ね合いも取りやすいですね。
司会者として副業をするにはアルバイトの求人サイトから応募するのが一番手っ取り早い方法です。
ほかにはアナウンス系のスクール・専門学校に通って仕事を斡旋してもらったり、視界事務所に登録してそこから派遣される形で仕事をもらう…という方法があります。
自分から営業するのはなかなか難しいので、全くの未経験の方はスクールなどに通うのがいいかもしれません。
多少経験がある方は現場未経験でもプロによる有償レッスンのある求人もあるので、そういったところをチェックしてみるのも悪くはないでしょう。
イベント・ブライダル司会者のメリット・デメリット
では次に司会者のメリットデメリットを見てみます。
メリット
メリットとしては、1件あたりの単価が高いことでしょうか。特にブライダルは需要も多い上に仕事も週末がほとんどですので副業としてやるには丁度いい仕事です。人を喜ばせるのが好きな方、幸せを分かち合いたい人にもってこいの仕事と言えるでしょう。
デメリット
デメリットとしては、仕事が常にあるわけではないので、自分からどんどん実績を作って仕事を回してもらえるように努力する必要があります。トークに自信がないならレッスンも必要ですし、とりわけスキル不要と言っても自分なりに「理想的な司会者」を目指して奮闘することも大事です。
司会者の仕事は基本的に週末に集中するので、平日に本業をしている人でもやりやすいですし、特別専門知識・スキルが必要な仕事ではありません。
でもやはり各種式典やイベントに参加している人のことを考えて、その場の雰囲気を読んだ司会ができること…これがとても重要です。もちろん事前打ち合わせで内容は決まっているので、それに沿って滞りなく進行できればよいのですが、実際にやってみると思うように行かないことの連続になるはず。
なので、しっかりと練習したり、先輩司会者に色々話を聞いたりしてから本番に望んだほうがいい結果につながると思います。
イベント・ブライダル司会者のチェックポイント
司会者の収入などチェックすべきポイントは以下の通り。
収入目安 | 日給1万円~3万円前後 |
勤務地 | イベント会場,結婚披露宴など |
勤務時間帯 | 主に日中 |
勤務曜日 | 土日などの週末が多い |
1回の勤務時間 | 4時間~8時間程度 |
資格の要不要 | 不要だが司会者養成講座があると仕事の幅が広がる |
難易度 | ★★★☆☆ |
既に書いていますが、司会者の時給・日給はかなり高め。月2回ブライダルの司会をやるだけで4万~6万円程度は稼げてしまいます。かなり割の良い仕事ですよね。
ただし、司会者にもタレント性が求められるのでたくさん仕事を回してもらえるように、知名度アップのためのブログやSNSをやるのも悪くはないでしょう。
イベント・ブライダル司会者のおいしく稼げるタイミングは?
司会者が最も美味しく稼げるタイミング…それは、ブライダルが多い時期です。
特に春と秋は気候が安定するのでゲストを呼ぶにも最適な時期。なので春秋に挙式を上げるカップルが多いです。ということは、その時期に司会者の仕事も激増するので収入につなげる大きなチャンスになるわけですね。
このチャンスを逃さないためにも、あえて不人気な季節に司会者をやって経験を積んでおくと忙しい季節に仕事を多く回してもらえる…かもしれません。
副業でイベント・ブライダル司会者に向いている人
では司会者に向いているのはどんな人でしょうか?
こんな方におすすめ
- 人を楽しませるのが好きな人
- 司会の仕事をプロとしてやってみたい人
- 効率の良い副業で稼ぎたい人
ざっくり言えばこのような感じになってしまいます。率直に言って、司会は仕事としてかなり効率がいいです。もちろんある程度司会者としての素質が必要ですし、場合によってはスクールや専門学校に行く必要は出てきますが、必ずしもそれが必要というわけではありません。
なので、未経験でもきちんとレクチャーを受ければ司会者として仕事をすることも不可能ではありません。熱意とやる気があれば仕事をくれる式場もあるはず。
どうしてもやってみたい!という方はその熱意を求人募集の担当者に伝えてみるとチャンスがあるかも?
まとめ:イベント・ブライダル司会者は高効率で稼げる副業になるかも?
司会者を副業にしたい方は、まずは場の雰囲気をしっかり読み取ってその場にふさわしいトーンで司会進行をすることを身につける必要があるでしょう。
週末特に忙しいですが、新郎新婦の新しい門出の一歩に自分も参加できるんだ、と思うとなんだかワクワクしてきませんか?
ワクワクしてきた人はきっと司会者として楽しめる素質がある人でしょう。本気で司会を副業にしたい方はその気持ちを大切に、求人情報を探してみるのもをおすすめします。