本業収入があってさらに副業をするという場合、何らかの理由があるはずです。支出が多すぎて本業の収入だけではやっていけない、副業して自由に使えるお小遣いがほしい…
そういった理由で副業を始める人も少なくないでしょう。しかし、副業で肉体労働系のアルバイトを選ぶと慣れるまでは結構キツイということだけはお伝えしておきます。
副業バイトにはどういう「キツイ」があるか?
副業としてアルバイトを探す際、ネットで調べると大抵「キツイ」というワードが出てきますよね。この「キツイ」はどういった意味で使われているのか。個人的には以下2種類のキツイが混在していると考えます。
ポイント
- 体力的キツさ
- 精神的キツさ
副業バイトは上記2つのダブルパンチによって「キツい」と感じてしまうのでしょう。私が昔副業バイトしていた職場では毎回片方のキツさがあるだけで、不思議な事にダブルパンチを食らうことはありませんでした。
体力的なキツさを乗り越えるには時短しかない
体力的キツさはそのままの意味で、ダブルワークによって体力回復する間もなく毎日が過ぎてしまうことによるキツさがあると思われいます。
実際にやってみるとわかるのですが、副業バイトが体力仕事だと本業がデスクワークだとかなり堪えます。本業が日中朝8時~17時頃までで副業が夜間20~24時頃までだとしましょう。
全然本業が終わってから副業までの時間にも余裕があるし、睡眠時間もしっかりとれる、副業自体も別に毎日あるわけでもないから余裕じゃないか…そう思うかもしれませんが、想像以上に疲れます。
23時~24時頃までバイト先にいるとなると、帰宅するのに30分、自分のことをするのに1~2時間くらい使うと考えると睡眠時間は5~6時間程度になります。
寝ても覚めても仕事のことを考えなければならず、相当厳しい思いをすることになるはずです。さらには生活時間帯が徐々に夜間にズレてくるので、さっさと寝ようとしてもなかなか寝付けないということも起こり始めます。
なので本業にもじわじわと影響してくるのが副業アルバイトのキツイところと言えるでしょう。若ければそれほどきつくは無いかもしれませんが、30代前後になると体力も落ちてきてくるので致命的です。
本業と副業バイトをキツくない程度に両立させるためには、副業の時間を短時間にしたり肉体労働でない仕事を探すというのがベターかもしれません。
ただ、そうなると希望金額は稼げません。ですから最初は短めにシフトを組んでもらうようにお願いして、問題なければ長くしてもらうなど調整してもらうといいでしょう。
精神的なキツさは時間と慣れが解決してくれる
副業バイトには体力的なキツさだけでなく精神的キツさも付き物です。具体的にどういうことが精神的にキツイのかですが、以下の通り。
こんな職場は精神的にキツイ!
- 睡眠時間が短くなったり生活時間帯が不安定になる
- 相性の悪い同僚がいる
- 同僚となかなか打ち解けられない
- 身につけたスキルが将来役立つ気が全くしない
- 休日も関係ないので家族とすれ違いになる
- 気持ちを休める時間が足りなくなる
- この職場で頑張るんだ!という気持ちが持てないと全くやる気がでず辞めたくなる
体力的なキツさと連動している部分もありますが、同僚との相性が良くなかったり、色々気にかけてくれる人がいなかったりすると、かなりキツイものになるでしょう。
ただ、仕事時間を積み重ねていくにつれて仕事や職場の人間関係にもそれなりに慣れますから、精神的なキツさは徐々に薄まっていくでしょう。個人的には大体3ヶ月~半年も同じバイト先で働いていればバイト仲間全員とほぼほぼ打ち解けられるかなと感じますね。
ポイント
精神的キツさ(軽度)だけなら5ヶ月は頑張ってみよう!
副業バイトで体力的には問題ないけど、気持ち的に少し辛いという場合はとりあえず3ヶ月~5ヶ月続けてみてからもう一度考えてみるのが賢明です。仕事を覚えるだけでなくバイト仲間と打ち解けられてから、ようやく仕事が楽しいと感じられるようになりますからね。
私はかつてのバイト先で退職直前くらいに同僚全員と打ち解け、仕事もある程度出来るようになってきたというタイミングだったので、ちょっともったいなかったなと今でも思っています。
副業バイトは決定的理由や仕事が楽しくないと続かない
体力的・精神的に副業バイトはキツイというのは上述した通り。キツイものは避け、そこまで体力を使わず、人間関係も悪くない職場を選べば「キツイ」と感じることは激的に減るでしょう。
でも、やっぱり何かしらあって辞めてしまうこともあるはず。それが悪いわけではありませんし、やめたいなら辞めるべきです。
副業でアルバイトを続けられる人は別に特殊能力があるわけではなく、ただ単純に
なんで続けられるの?
- 絶対に副業を続けなければならない理由がある
- その職場で働くのが楽しくなってきた
といった事情があるからです。どうしても副業バイトを続けなければならない理由…お金に困っている状況は是が非でも辞められませんよね。
また、その職場にある程度馴染んで仕事にも慣れてきたら、そこが「自分の居場所」になってくるので辞めるという選択肢は消えるのです。
本業でもそうかも知れませんが、やっぱり楽しんで仕事が出来るのが副業バイトとして長続きしやすいケースです。
楽しくはないけどお金のために仕方なくやっている状態だとかなりキツイですが、自分なりの意思をもっているなら続けることも出来るでしょうが、できるだけ楽しく仕事ができるように自分なりに工夫してみることをおすすめします。
ちなみに、個人的な経験から言うと店長が良い人(あるいは自分と相性がいい)だと多少キツくても、驚くほど長続きします。これは色々とアルバイトを経験している人なら誰でもわかることでしょうが、店長次第で働きやすさが変わることもあるので世の店長って大変だなと思ったり…。
私が長続きしたアルバイト先の店長は、仕事一つとっても丁寧に1から10まで教えてくれる人で、人の前で悪態をついたりすることもありませんでした。失敗してもそのたびにフォローしてくれたり何度も教えてくれた仏のような人だったと記憶しています。
私が本業に集中するために退職することを伝えたときも引き止めるのではなく、前向きに応援してくれたので今でも感謝しかないです。
…と、これくらい言いたくなるような店長がいる職場ならおそらく「アタリ」なので、副業バイトとしてがんばってみても良いのではないかと思いますね。