ライターというと、何かしらの文章を書く人というイメージを抱くのではないでしょうか。コピーライター、ウェブライター、フリーライター…など、分野によって様々な呼称があるのがライターですね。
とりわけ「ライターとはかくあるもの」といった概念はなく、文章を書くことさえできれば誰でも自称「ライター」を名乗ることができます。こんな事を言う私もライターですからね。文章書いてるし。
さて、このライターという仕事、副業でやっている方は結構たくさんいるのではないかと推察しています。というのも、2014年以降NAVERまとめなどのキュレーションサイトが爆発的に増えました。キュレーションサイトは基本的にライターに記事執筆をお願いし、1記事に対していくらかの報酬を支払っています。(NAVERまとめはPVで報酬が決まる)
当然、ライターを募集しているのはキュレーションだけでなく組織運営のアフィリエイトサイトや情報サイトなども同じように記事報酬を支払いながら記事を書いてもらっているという状況なのですね。執筆内容についてはサイトによって異なっているため、一概には言えませんが、あらゆるジャンルで日々副業ライターが活躍しています。
最近爆発的に増えたライターの仕事ですが、ぶっちゃけ10年以上前から存在していますし私自身も何度かライターとしてクラウドソーシングで仕事をした経験がありますし、逆にクラウドワーカーとしてライターさんにお仕事をお願いしたこともあります。
その経験を踏まえて、副業ライターはどのように稼いでどのようにステップアップしていくのが理想か?についてお伝えできればなと思います。
副業ライターの仕事内容
副業ライターの仕事なんですが、文字通り文章を書いていくのが仕事ですね。ただし、専門分野がある場合とそうでない場合、ウェブ媒体と紙面媒体の場合ではやり方が異なります。
さらに詳しく
ウェブ媒体だとライター経験が無くても仕事を貰える、誤字脱字の校正はすぐにできるのでそれほど厳しくない。
紙面媒体だと経験者でなければ難しく、特定の専門分野や資格をもっていて研究分野もある人でなければ難しい。
専門分野というと学術的なものもそうですが、専門知識が必要な作業や趣味などですね。ゲームがものすごく得意だとか、旅行大好きで一年に何回も旅行に行く、食べ歩きが好きで県内にある食事処は制覇した、といったものも専門分野といえます。
そういった特定の分野に特化して知識を持っている方の場合、かなり高待遇でライターの仕事を得ることが可能ですし、ウェブ媒体でも紙面でもどちらでも活躍が可能。
対して、特に専門知識のない人はどのような仕事をすることになるかというと、まずはクラウドワーカーとしてブログ記事執筆や指定されたテーマに沿って記事を書く、というのが基本になります。
この段階で文章力やPCのタイプ速度、得意分野を見つけるなどして鍛えておくことで、次の段階へのステップアップが容易になるわけですね。
・専門分野アリ → 最初から高待遇
・専門分野ナシ → 低報酬からトレーニング
ちなみに、文章力といっても私がここまでダーッと書いてきた文章程度のレベルで全く問題ありません。特に小説のような流麗な文体でなくとも、普通のですます調でなにも問題はないわけです。「個性を出して欲しい」など色々と指定がある場合もあるので、その時は色々試してみて自分の個性が出せる文体を見つけるのが良いかもしれません。
いずれにせよ、ライターは文章を書く仕事であるということはどの分野を書くにしてもかわりません。ただし書きたいテーマを自分で考える必要がでてきた時、常にテーマを与えられていたライターの場合はどうすればいいのかわからなくなってしまうでしょう。
念の為ですが、自分が書きたいテーマを探すのもライターの仕事です。私がライターさんに仕事をお願いしていた時は、オリジナリティや個性を出せる方にはウェブライターにしてはかなり高い単価で仕事をお願いしていました。
逆に、どこにでもあるような誰でも書ける記事ばかり納品していて、「こういうの書きたいです」といった希望を出してくれなかった(一応好きなテーマとか書きたいことがあれば気軽に連絡してちょ!とはお伝えしていたのですが…)ライターさんは申し訳ないのですが、報酬アップはほとんどありませんでしたし、報酬も低いままでした。
ウェブ媒体にせよ紙面媒体にせよ、ライターさん自身が書きたいことがあって積極的に提案できたりするのが理想なんですが、意外と受け身なままの方が多いのがなんとも言えません。
副業ウェブライターの7割くらいの人は割と適当にやってると思います。それこそテーマ指定されたらとりあえず他のサイトからリライトしとけ、みたいな具合で。しかしそれではダメで、実際にはしっかり調べて咀嚼し、自分のオリジナリティを出しながらアウトプットすることを求められているのです。
…っていう説明をチャットなどですると、大抵のクラウドワーカーのライターさんはうわぁ…^^;(メンドクサ…)みたいな反応をするんですね(汗)まあそれだけ「クラウドライターはラクに稼げる副業」というイメージが強いのだと思います。実際は全然ラクではないんですけどね…。
副業でできるライターの種類と勤務場所
さてさて、そんなラクなように見えてラクではないライターなんですが、副業として行うのにはウェブ媒体、紙面媒体の2パターンがあるというのは上でお伝えしたとおり。
どちらも自宅で出来る仕事ですが、どちらが良いかは境目が割と曖昧です。客観的に見ると紙面媒体の方が報酬が高そうに思うのですが、ウェブ媒体も専門知識があるライターは囲っておきたいので高めの報酬に設定している場合があるからです。
しかもウェブ媒体だと紙面発行する経費がかからないですから、その分人件費に費用を割きやすいので状況にもよりますがウェブ媒体の方が高くなることもありそうです。
残念ながらそのあたりの詳しい知識はないので想像でしかお伝え出来ないですが、頑張ればどちらでもしっかり稼ぐことは可能です。
今ではPCでなくてもスマホと無線キーボードさえあれば出先でもコンパクトにライターの仕事が出来るので、場所さえも選ばない仕事になったのはありがたいですね。(資料が必要なら別途持ち運びは必要ですが)
取材系の記事を書く場合は出張なども必要になってきますので、経費について要相談となります。
副業ライターのメリット・デメリット
副業ライターのメリットデメリットも当然ありますので確認しておきましょう。
メリット
メリットですが、書きたいことがあって文字入力ができれば誰でもどこでも仕事が出来るのは大きなメリットでしょう。企画力と専門知識があり、文章力が高ければ、ライターとして大いに飛躍することも可能です。むしろ自分でブロガーやアフィリエイターとなることも難しくはありません。
・デメリット
逆に、専門知識もなく文章力もない状態だといつまで経っても稼ぐことができない仕事でもあります。受け身のままだと企画力も当然全く培われないので、まさしく使い捨てライターとして誰かの代わりに補充されるだけ…というつまらない仕事にもなってしまう怖さも。
自分の興味のあること、知識があることであれば時間を書けずに記事が書けるので非常に効率よく仕事が出来る、というのもライターをやる上での一つのポイントですね。ただ、やっぱり誰でもすぐ始められる仕事なのでライバルはかなり多いです。
なので、早い段階から自分の強みや専門分野を身に着けて差別化すること(他の人が実践していないこと)で重宝されるライターとなるでしょう。
副業ライターのチェックポイント!どうやってステップアップすればいい?
で!肝心のライターの報酬など気になると思います。以下で簡単にまとめました。
収入目安 | 1文字@0.4円~6円(文字単価3円でも十分すごい) |
勤務地 | 自宅,外出先 |
勤務時間帯 | 自由 |
勤務曜日 | 自由(締切は厳守) |
1回の勤務時間 | 1時間~数時間 |
資格の要不要 | 不要 |
難易度 | ★★★☆☆ |
クラウドワーカーで全く初心者のライターだという人は、大抵の場合文字単価0.4円前後から始まります。2000文字書いて800円あたりですね。専門分野ではないけれど、よく調べて自分の言葉で書いてくれるライターさんは@1円前後で報酬をお支払いしていました。ただ、専門知識系の記事をお願いしていたわけでもないので最大がそれくらいでしたね。。。
世の中にはさらに文字単価を高くする方法もあり、1文字20円以上でライターをしている方もいるそうです。そのような高報酬ライターになるためには、数をこなした実績を作る、得意分野で実績を作る、紙媒体で実績を作ることでかなり高額な報酬を得られるようになるとか…。
本気でライターとして生きていくならこの方法でやるのが最も効率がいいですが、しかしこれだと副業というレベルは超えてしまうと思います。
もちろんそれで食べていくのであれば別に良いと思いますが、副業として続けるのであれば実績を作って次は自分でブログやアフィリエイトサイトを作ってみるのが手っ取り早くステップアップする方法ではないかと個人的には思いますね。
ある程度他人に認められるライティングが出来る方は大抵ブログでもアフィリエイトでも結果を出せますからね。
副業ライターのおいしく稼げるジャンルや狙い目は?
副業ライターとしてガッツリ稼ぐためには、やはり実績を作って自分の文字単価を高めなければなりません。
なので、まずは低単価でも「大量に記事を納品できる」という方法でクライアントにアプローチしてみると良いでしょう。そこから更に実績を積み重ねることで高額単価も狙えるようになります。
狙い目としては個人媒体ではなく法人媒体ですね。法人媒体ならいくら納品しても多すぎるということはないので、物量アピールし放題だったりします。個人媒体だと予算が足りなくなることも少なくないですから…。
なので、本気でライターで稼ぎたいなら実績を作って行くことをおすすめします。
副業ライターに向いている人
では副業ライターに向いている人はどんな方でしょうか?
こんな方におすすめ
- キーボードによる文字入力が問題ない方
- 文章を書くことに抵抗がない、文章が好きな方
- 自宅で出来る副業をしたい方
- 自分の裁量次第でいくらでも稼げる仕事をしたい方
ライターは概ね上のような方にオススメできる副業かなと思いますね。企業の案件を高額で受けていれば食べることには全く困らないと思いますし、さらにブログやアフィリエイトなども行ってハイブリッドに収入を得ることも可能だと思います。ていうか実際にそういった方はいると思います。
単価が低すぎて全然稼げないと思っていたライターの仕事も、やり方を少し変えればかなりの収入につなげることも難しくはないのです。
まとめ:ライターができればウェブの文章書く系の仕事は何でもできる
ライターの恐ろしいところは、技量次第でいくらでも稼ぐことが出来るってことですね。いやまぁどんな仕事でもそうかも知れませんが、とりわけ今は企業がウェブライターに記事執筆の依頼をするくらいです。
そこでいいポジションにつければ文字単価も高く、効率よく仕事する事ができると思います。加えて、ブログやアフィリエイトで月100以上稼ぐことも人によっては可能かもしれません。
ネットって基本的には文章で表現されるものですし、文章や企画が上手だといくらでも人を行動させることができるわけで。売りたいものを自在に売れる文章が書けるというのは想像以上にとんでもないことで、企業も放っておかないわけです。
そんな有能ライターに私はなりたい。
という願望をささやきつつ、お開きとさせて頂きます。