ヤバイそうな人の状況
パワハラがすごすぎてメンタル崩壊直前…
人格否定されて頭がおかしくなりそう
同僚が大声で罵倒されている現場を見てやべー会社に来てしまったと感じる…
労基?なにそれ?
就職した会社がブラックというか、自分はここでやっていける自信がない、というかもう挫けた…そんな方、いると思います。
私もかつては新卒で就職した会社を1ヶ月で辞めた経験があるので、気持ちは痛いほどわかります。当時はまだ就職した会社をブラックだと言ったりすぐ辞めるなんて非常識みたいな風潮がまだまだ強く残ってい頃。
それでも私は「この会社で続けていくことは絶対にできない」と確信したので、5月病が発生しやすいGW中に辞める決心を固め、退職することを会社に告げました。
当然ながら色々なことを言われたり引き止められたりもしましたが、それでも私は辞める決意が揺らぐことはなかったため、その日に退職しました。
とはいえ、面と向かって死ぬほど嫌だった上司に朝から「辞めます」と伝えるのは苦痛で苦痛で仕方がなく、声も震えてしまっていたんですよね。最終的には涙と鼻水で顔面をグッチャグチャにしながら「もう無理です続けられません!」と訴えたのは今ではいい思い出です…いや、リアルに胃が痛かったですよ?全く穏便ではない辞め方だったので、色々良くしてくれた総務の方にもかなり迷惑を掛けてしまいました…。
というわけで、ここでは私の過去の経験を振り返りつつ、今の仕事が苦痛で仕方がない人向けに、どうやったら退職できるのか、その後の生活はどうすれば良いのか、ストレス無く退職する方法についてお伝えしていきたいと思います。
就職はスムーズでも辞めるのはストレスが大きく難しいのが普通
就職したら基本的に「辞めたい!」と思ってもすぐにはやめられません。それは労働基準法で「退職予定日の2週間前に申し出ること」と決められているからです。要は、辞める意思表示をしてから2週間は最低でも働かなければならないということです。
でも、そんなこと言っても、嫌な会社に2週間も出勤するなんてイヤですよね。私だって絶対に嫌だったですもん。
私がどういう理由で会社を辞めることになったのかですが、配属された部署の上司や同僚がとにかく怖いし理不尽で、部署間におけるパワハラが常態化していたからです。唐突に次の工程の部署の人を呼びつけ怒鳴ったり罵倒したりして「あいつは○○だからダメなんだ(笑)」みたいに平気で言ってましたからね。
常に罵倒やら理不尽な仕事の振り方をされるので、最初は自信を持って仕事をしていたつもりがどんどん気持ちが萎縮していき、最終的には米粒みたいな自尊心が残っていただけだったのです。当然ながら仕事に対する気持ちも萎縮していき、生きていて本当にごめんなさいという気持ちで毎日出勤していたのです。
そんなときに「お前が何考えてるのかわからない」とか「全然楽しそうに仕事しないよね、仕事は明るく楽しく元気よく!そのくらいできるだろ?」とか「お前の今やってることはサルでもできるぞ、わかってるのか?」なんて言われるわけです。いや、オメーのせいでこうなってんだよ!と言い返す気力も湧かず、ただただ、涙目になりながらちょっと震え声で「ふぁ、はい…!」と答えつつ、心の中でごめんなさいごめんなさいと縮こまっていくだけだったんですよね。
帰宅したら毎晩布団の中で「明日が来なければいいのに」とか考えてたり、勝手に涙が流れてくるわけです。そんなこんなで睡眠時間が短い状態が続きました。朝起きたら顔面蒼白ですよ?仕事を始めてたった2~3週間でこれですから、今考えると相当ヤバイ状態だったなと思います。
そんな状態だったので、GWになったら即実家に帰って友人たちと近況報告することにしたわけです。その中の友人の一人が「嫌だったらやめればええやん」と言ってくれたんですよね。
彼からすると、割とテキトーに言い放ったんだろうと思うのですが、その一言がきっかけで私はその会社を辞める決心がついたのです。そらもう勢いで退職届書きましたよ。えぇ。
そしてGWが明けた直後の出勤日、朝礼が終わったあとに上司のところに行って「辞めます」と半泣きで伝え、総務で色々と話し合いになり、なぜ辞めることにしたのか、その後の生活はどうするのか、といったことを話しました。
私が辞める理由は当然部署の雰囲気が全く合わないということだったのですが、ダイレクトに「上司に○○と言われたりして人格を否定されるようなことをされたから」と言ってしまいましたね…。今思えばあれはオブラートに包んでなさすぎというか言いすぎだったかもしれません。当然上司も「それはお前のためを思ってやっていたんだけど」と反論するわけです。
いやいや、全くもって私のためになってない、むしろそのせいで完全に自信を失ってしまったんですよ。それがわからないならパワハラの概念もきっと理解できないだろうという話で。というわけで、そのクソミソな話し合いの中でなんとか「今日付けで辞める」「明日から出勤しない」という約束をとりつけて、逃げるように会社を去ったのでした。
上司は最後の最後まで私の揚げ足を取り続け、「あのさぁ、普通に考えてこういう時は退職届じゃなくて退職願だよ?」とか半笑い気味に言われましたけどね…。私としては辞められるならどうでもいいという状態でしたし。
その後、総務でお世話になった方から給与の明細と一緒に応援のメッセージが届き、ちょっとだけ救われた気分になったのでした…。
はい、クソ長くなってしまいましたが、会社自体がキツイ時は辞めるときもめちゃくちゃキツイです。お世話になった人には申し訳ないし、かといって嫌な場所に居続けるのも頭がおかしくなりそうだし…色々な感情が綯い交ぜになってどうすればいいかわからないのが普通です。
しかし、やっぱり続けるのが無理なのであればどんだけ惨めな醜態を晒してでも退職すべきです。間違っても自殺とかしてはダメです。生きていれば道はいくらでも拓けるわけですしね。
どうすれば極限まで苦痛を減らしてブラック企業を辞められる?
私のような経験をした人は、最近の世代なら結構いるんじゃないかと思います。やたら理不尽なことをされたり罵倒や暴言を浴びせられたり…そのような状況で仕事を続けるのは苦痛ですし、精神的におかしくなるのも無理はありません。
「だったら辞めれば良いじゃないか」なんて簡単に言う人もいますけど、それができれば苦労はしないんですよ。そもそも普段の仕事だけで疲弊しきってるのに、上司や会社に楯突いて辞めるわボケ!と言える気力がどこに残っているのか?っていう話なんです。
そういう意味では、辞めたくてしょうがないのに辞められない…というのは仕方がないことでもあるわけで。今やめたら人がいなくてみんなに迷惑が掛かるとか、他人を優先して考えている方もいるでしょう。でもそうやって自分に無理させて自分が倒れたり病気になったらそれこそ本末転倒なんですよ。
だからこそ、他人に迷惑が掛かろうがどうなろうが、自分自身がヤバイ状況になってきたら辞めることも必要です。
とはいえ、どうやって辞めればいいかというのは誰もが悩むところです。上司や会社に歯向かうのはものすごく勇気がいりますし、怖い。でもそれが出来なきゃ辞められない…
いいえ、そんなことはありません。
今は退職手続きを他人にお願いできる時代なんです。いわゆる退職代行などのサービスを使うことで自分の代わりに退職手続きをしてもらうというもの。もちろん多少のお金は必要ですが、ものすごく苦しい思いをして退職手続きをするよりはよっぽど良いと思います。私が今そういう状況なら迷わず使うことでしょう。
退職代行の実力
退職代行を使うとほぼ100%の確率で即日辞められます。例えば代表的な退職代行のEXITというところだと、数百件の依頼のうち、退職できなかったケースは一件もないということで100%退職できたようです。
じゃあ、仕事を辞めちゃったあとはどうするの?ニートにでもなるの?…そんな風に諭されてしまう人もいるでしょう。でもニートだからなんだよ、文句あるかと言う話で。いずれにしてもまともな判断力のない状態でそんなことを言われると、やっぱり辞めないほうが良いかも…なんて誘導されちゃうんです。
でもね、よーく考えてみてください。次の選択肢なんていくらでもあるんですよ、昔と違って。安心…というのは言いすぎですけど、それでもある程度肩の力を抜いて、辞めちゃって良いと思いますよ。
退職後は貯蓄を切り崩して生活しつつ、次の再就職やアルバイトを探そう
昔は履歴書に空白を作ったらダメだというのが当たり前で、苦しくてもキツイ仕事を続けてなんぼという風潮がありました。でもここ数年は転職するのは普通だし、もっと労働者が働きやすい環境にすべきだよねっていう流れになってきています。
アルバイトも履歴書が不要になってきているところもあります。なので、よっぽど経歴に泥を塗りたくない!という人以外は別に履歴書に空白期間があろうが生きていくことは可能です。
そもそも、人生において職に就く経験が少なかった人がそういう経験をすることで、「仕事って怖いんだ」という感情を植え付けてしまうのがそもそも良くないわけで。そういったブラックな職場にあたった人は、「地雷原に飛び込んでしまった、いわゆる事故」だと思って頭を切り替えて別の職やアルバイトを探す方がいいです。
必ずしも全ての仕事がブラックということはありません。中には人間関係がすこぶるいい職場があったり、上司もすごく懇切丁寧に仕事を教えてくれる…というタイプの職場もあるんです。それを知らないで「仕事は怖いもの」と断定してしまうのは本当にもったいない。
なので、ある程度自分のメンタルを癒やしたら再度別の職場でチャレンジしてみることをおすすめします。ちなみに、人間不信でもう人と一緒に働けない!という人は自分が持っているスキルを使って自営業なり起業なりやってみると良いかもしれません。
ネットでできる仕事(クラウドワーカーやアフィリエイトなど)であれば元手もいらない割にかなりレバレッジが効かせられるため、やればやるほど収入に直結します。出勤や退勤のために時間を使うこともありませんので、やろうと思えば自分の時間をほぼ100%仕事に使うことも可能。
まあなんだかんだ最初は不安ですしなかなか軌道に乗りませんから手を止めたり諦めて普通に就職したりする人が多いんです。ただ、諦めずに続ければ光は見えてきます、私がそうでしたしね。
数年前まではアフィリエイトのノウハウなんて馬鹿みたいに高い情報商材買わなきゃ手に入らなかったり、買ってもゴミみたいな内容だったりしたんですが、2018年現在ではもうほとんどの情報が無料で手に入るようになったんですよ。恐ろしい時代です。その功罪か、新規参入しやすくなった反面収入を得にくくなったという側面もあります。おまけにGoogle先生の検索アルゴリズム変更で、従来の手法が通用しなくなりましたから、私も稼げなくてヒィヒィ言ってます(汗)
やはり雇われずに安定して収入を得るには参入障壁の高い仕事をするのがベストでしょう。
それでも私は今やってる仕事のおかげで、社会的弱者でも一般人並みには生きていける道が用意されていた!と感じられたわけです。そのように考えると感謝しかないですけどね。
体や心を壊してしまうくらいなら思い切って退職だ!退職手続きも他人に丸投げ!良いと思います!
そこそこ無責任なことを書いてきましたが、最後にもう一発。
体や心を病みそうになったら誰かに相談しましょう。そして、勇気を振り絞って辞めるか、頑張って続けるか決めましょう。辞めると決めた場合、自分で言えそうなら言えばいいし、無理そうなら代行の人に全部ぶん投げてしまってもいいと思います。
自分のことなのに自分のケツすら拭けないの?とか思われるんじゃないか…なんて、いちいち悩まなくて良いんです。どうせそこでプッツンする程度の繋がりなんですから。
「逃げるは恥だが役に立つ」ってドラマ(原作は漫画)がありましたよね。なぜか日本では逃げることは卑怯だとか恥ずかしい、情けない、みっともない、ダサい…とかそういう風に捉えられてしまうのですが、ことわざには「逃げるが勝ち」というものもあります。というか、長い人生においては逃げたほうが良い場面なんてたくさんあるんですよ。
我慢強く苦しいところにいなければならい…なんてことはないですからね。自分に危険が迫っている時…例えばアパートで火災が起きた、って時に逃げない人なんていないですよね。ブラック企業でめっちゃ苦しいっていう時もそれと同じようなことです。でもなぜか逃げ遅れてしまう人もいて、結果的に体やメンタルを壊してしまう場合があるんです、不思議ですよね。。。
どう考えても勝てない敵キャラが出てきたら、ちゃんと「逃げる」コマンドを実行出来る人は長い目で見て大きく成長できる余地がある人です。どうしても「戦う」コマンドしか選べない状況もあるかもしれません。
それでもやっぱり「逃げる」という選択肢があることも頭の片隅に置いておいてほしいなと私は思います。