やってみるとわかるのですが、家事って思っている以上に大変ですよね。料理や洗濯、掃除や買い物などなど、これってお給料もらっても良いんじゃない?っていうレベルで自分の時間を使うことになるわけです。
世の中のお父さんはそれを知ってか知らずか、ご飯がマズイとかまたこれ?とか言ってくることもありますし、風呂はまだかとか、部屋が汚いとか平気で言ってきますよね。そんなの、一人で手が回るはずもありません。
それに、老老介護のような状況になってしまうと今までのように満足に家事ができないという主婦の方もいることでしょう。また、夫婦共働きや独居老人といった家庭も今後どんどん増えてくることが予想できます。
そこで今脚光を浴びているのが家事代行というサービス。この仕事は産前・産後の方にもニーズが増えつつあり、経産省が平成26年に発表した資料では市場規模は将来約6000億円規模になると推計されています。そのため、家事代行の求人はびっくりするほどたくさんあります。
ここでは、そんな家事代行を副業として行いたい方向けに、仕事概要をお伝えしていきます。
家事代行の仕事内容
まず家事代行の仕事内容なのですが、文字通り家事を代行するのが仕事で、炊事洗濯、それから掃除といった日常生活における面倒事を引き受けるというもの。
仕事としてお願いする方は家族や自分の趣味の時間が圧倒的に増えますし、仕事として受ける側も収入となるためWINWINな関係が築けるという特徴がありますね。
勤務時間も2~4時間程度ですのでスキマ時間を有効活用して収入につなげることが可能です。ただ、残念なことに募集のほとんどが女性となるため、男性が家事代行として活躍することなまだ難しいというのが現状です。
また、依頼者の自宅に出向いて家事をすることになるため、当然依頼者とのコミュニケーションをきちんと取る必要がありますし、格好から「怪しい…」と思われると仕事を任せてもらえないため身だしなみにも気を配ることが重要な仕事です。
副業でできる家事代行の具体的な仕事内容と勤務場所
家事代行の仕事内容をさらに具体的に言うとですね…
- 昼食、夕食などの料理
- 日用品、食材の買い出し
- 庭の手入れ
- 部屋の整理整頓
- ベッドメイキング
- 洗濯・アイロンがけ
こういったものです。THE・家事といった具合の内容ですが、これらを一気に朝からやろうと思うと平気で数時間は経過してしまいますからね。
子供の子守で家から出られないとか、足が不自由になってあまり頻繁には外出できないといった方に重宝される仕事と言えますよね。
それだけでなく、もっと家族とのコミュニケーションの時間を確保したいという人にも嬉しいサービスと言えます。
また、家事の一切は妻に任せていたが離婚したら自分が家事が一切できない事に気づいた人、なんかにも支持されると思いますね。
言うなれば、お金で時間を買うという発想ですが、家事の経験がある副サバは個人的に結構応援したい、もっと広まって欲しいサービスの一つです。
事情はどうあれ、お金を払ってでも家事を他人に頼みたいという人は結構いるのです。そういった方の助けになるという意味でも家事代行を副業でするのはアリだと思います。
家事代行のメリット・デメリット
家事代行のメリット・デメリットをまとめてみます。
メリット
まず大きなメリットとしては、普段自宅で行っている家事を人の家でするだけでお金になるということ。自宅で家事をしてもお金にならないぶん、やりがいはあるでしょう。
デメリット
デメリットとしては、家事が得意だったり慣れていないと難しいといこと。あとは担当する家庭の事情を汲んだ家事代行をすることも求められます。お金を貰って行うので、自宅でやるような手抜きはできないということも大変なところかもしれません。
また、状況によってはセクハラなどの被害に遭う可能性もゼロではないため注意が必要です。訪問介護でそういった被害も増えてきているので、気をつけましょう。と入っても、基本的に家事代行は二人一組で行うサービスですのでめったにないとは思いますが。
またこれは表裏一体なのですが、仕事として家事や炊事をすることで自分の家事スキルがレベルアップします。場合によっては料理の献立もしっかりと考える必要が出てくるため、料理のレパートリーや有り合わせの材料で作れる献立の幅も増えると思います。
一方で、そういったことが面倒くさいという人、訪問先でのコミュニケーションをとる自信があまりないという人にとっては難しいかもしれませんね。
家事代行のチェックポイント
家事代行の収入目安などは下記の通りです。
収入目安 | 時給900円~1200円前後 |
勤務地 | 依頼者の自宅・マンション |
勤務時間帯 | 午前~午後 |
勤務曜日 | 毎日(平日が多い) |
1回の勤務時間 | 2時間~4時間程度 |
資格の要不要 | 不要 |
難易度 | ★★☆☆☆ |
求人によっては「一日3時間、週2日以上から」といった募集もあり割と融通の利く仕事といえますね。また、これと言った資格は必要ありませんが料理を作る場合は栄養面のバランスを考えた献立が必要になると思われるため、多少の勉強は必要かもしれません。
また、仕事としてやることになるため家事スキルはきちんと身につける必要がありますので、必要に応じて日本家事代行協会が主催の家事代行に関する講座に参加してみるのもよいでしょう
自宅でやるべき家事がそれほど無いのであれば空き時間を使ってガッチリ収入につなげることも可能です。また、依頼人のプライベートなことを知ることもあるかもしれませんが、他言してはいけません。
家事代行のおいしく稼げる時間帯やタイミングは?
家事代行はほとんどが日中仕事になるため、日中に空き時間がある人ほどしっかりと稼ぐことができる副業と言えるでしょう。
つまり専業主婦である程度家事スキルがあり、パートなどをしていない人ほどしっかりと稼げる場なのです。なので、 逆に言えば兼業主婦だと副業としてやるにはやや時間的に厳しいと言わざるを得ません。
家事代行は力仕事はほとんどなく、掃除や洗濯、買い物など普段自分が行っていることをするだけですので、ぶっちゃけこれだけでも美味しい仕事と言えるのです。
副業家事代行に向いている人
というわけで、ざっくりと家事代行についてお伝えしてきましたが、家事代行に向いているのは以下のような方ですね。
こんな方におすすめ
- 自宅の家事をこなしても余裕で時間が余る方
- 専業主婦だけどなにかしらの収入源を作りたい方
- いつもやっている家事を収入にしたい方
- 人の家にお邪魔してあれこれ作業するのに抵抗のない方
こういった方には副業として家事代行がおすすめできるんじゃないかともいます。
一例ですが、50代以降の方で「子供もすでに一人暮らしをしていて夫婦二人だけの暮らしだ」といった方であれば自宅で家事をする時間も大幅に減っているでしょうから、副業として始めやすいかと思います。
今更パートに出るのも…というふうに考えている方であれば、今まで何十年もやってきた家事でお金を稼げるということでやる気も出てくることでしょう。
ぜひ自分の経験やスキルを活かしてほしいなと思います。
まとめ:家事代行は専業主婦の収入アップに繋げやすい!
家事代行と言っても家政婦ではないため、何でもかんでもするわけではありません。依頼者によって最初から仕事として依頼されていたことだけを全力でこなせば問題ありません。
核家族や独居の人が増え、家事をするのも大変だという人は山ほどいます。自分が毎日何気なくやっていることが、そういった方の手助けになってしかも収入につながるため、やらない手はないですよね。
これからまだまだ家事代行の仕事は増えると思われますので、早くに始めてコツを掴んでおくのも良いかもしれません。