年賀状は毎年の恒例行事ではあるものの、LINEなどで簡易的に済ませたりそもそも年賀状すら出さなくなったという人もいるためか、発行枚数は年々減少しています。
しかしそれでもやはり年賀状配達自体の仕事は郵便局の人だけでは回せないのでアルバイトが入ることになります。年賀状配達のアルバイトは主に学生が行っていますが、自営業や主婦の方が行っても問題はありませんし失業中の方でも短期間でそこそこの収入になるのでやってみても良いかもしれません。
実は副サバも十うん年ほど前、学生だった頃に年賀状の配達バイトをしたことがあります。それを踏まえた上で、ここでは年始の年賀状配達のバイトについてお伝えしていきたいと思います。
年賀状配達・仕分けの仕事内容
年賀状配達や仕分けの仕事内容なのですが、その名の通り年賀状を配達または仕分けをするのがメインのアルバイトとなります。副業としてやるのであれば、元旦~1/10あたりまでは仕事があると思っておいて差し支えありません。
年賀状バイトは仕分けと配達が分けて募集され、時給もそれぞれ異なります。概ね900円前後の時給ですが、残業が多いためしっかり作業すれば思っていた以上の収入に繋がります。
副サバは配達の仕事をしていましたが、配達が遅れたりして定時を過ぎたりすると残業代が出ましたし、全て配り終えて時間が余ったら仕分けの作業に回り、これも残業代が出たと思います。
これ、あんまり言いたくないんですけど単純作業なのに想像以上に儲かります。実働としては元旦から1週間程度なんですが、1月末に通帳を確認すると5万円近く振り込まれていて驚きましたね…。
なぜ配達を選んだかですが、配達のほうが仕分けよりも50円ほど時給が高いのです。なので男性(高校生多数)の殆どが配達のほうに回り、仕分けは女性(女子高生多数)が行っていました。
ていうか、アルバイトのほとんどが高校生でちょっと鬱陶しかったです…。(なお私も高校生でした…)
配達では原付きに乗れる人は原付きで、原付きがない人は郵便局貸与のバッグ(このなかに郵便物を入れる)と自転車で配達して回ることになったのですが、この自転車がやたらサドルが硬い上に足が地面につかないほどデカイものだったため乗るのに苦労しました。
年賀状バイトの注意点としては、仕分けは室内作業になるのですが配達は極寒のなか自転車、または原付きで年賀状をポストに配っていくため寒さ対策を万全にしなければならないことです。
それ以外だと、きちんと配達地域の道順を覚えて間違えずに年賀状を投稿すること(初日に職員の方が付き添いで教えてくれます)くらいですかね。残業があるときは積極的にやったほうが稼げます。
副業でできる年賀状配達・仕分けの勤務場所・募集時期
年賀状配達や仕分けは概ね10月頃に募集が始まりますので、郵便局で募集のチラシが貼られていたらチェックしておきましょう。
勤務場所は主に在住地域の郵便局本店になりますが、配達の場合は自分が知らない地区の配達担当になることもあるため注意が必要です。実際に私は全く知らない地域の配達になったため結構困りました。
担当地区がどこになるかは恐らくランダムなので、観念して取り組むしかありません。
年賀状配達・仕分けのメリット・デメリット
年賀状バイトにおけるメリットデメリットなのですが、非常にわかりやすいです。
メリット
メリットとしては短期間で結構稼げる、人としゃべる必要がない、しっかりと残業代が付く…といったものでしょうか。あんまり人としゃべるのは得意じゃないけど黙々と作業するのは好き、という方であれば割りとサクサクできる仕事かもしれません。
デメリット
逆にデメリットとしては、人と喋りたくても喋れない、地図を覚えないと話にならない、配達は寒い中での作業でつらい、間違えて投稿するとクレームが来る、友人と一緒に応募しても帰局がバラバラなので一緒に帰れることは稀…といったところですかね。
仕分けの内勤であってもおしゃべりは出来ませんし、内容を見てはいけません。なので、友達と一緒に仕事ができるからと言って別に楽しいか?というとそうでもないことは注意したほうが良いです。
配達は間違えてポストに投稿すると、「ちょっと!この前の年賀状うちのじゃなくて他所の家のだったんだけど!」と直接クレームを入れられたりします。いやそれ配達したの自分じゃないし…とか、表札出てなくてわからなかったし…とか言い訳してはいけません。そういう場合は自分のせいでなくとも「申し訳ございませんでした、次は間違えないように注意します」ときちんと謝っておきましょう。
そういった意味では配達のほうが内勤仕分けよりも大変だと思います。ま、間違えなければいいだけの話なんですけどね…。
年賀状配達・仕分けのチェックポイント
年賀状バイトの収入などチェックポイントをまとめました。
収入目安 | 時給900円前後~ |
勤務地 | 最寄りの郵便局本店 |
勤務時間帯 | 日中~夜間 |
勤務曜日 | 毎日 |
1回の勤務時間 | 8時間~ |
資格の要不要 | 不要(原付免許あればラク) |
難易度 | ★★☆☆☆ |
配達のバイトは原付免許があればサクサク配って回れますが、配ったところで時給制なので終わってもまた次の配送が待っています。自転車であれば配る量はそれほど多くはないものの、慣れない自転車で思うように乗れなかったりサドルが痛かったりとちょっと大変です。
また、寒さによって配達効率は高くないので量が多い日は大抵残業になると思います。
仕分け内勤は暖房の効いた室内での作業ですし、軽作業なので身体的にそれほど大変ではないものの、同じことの繰り返しかつおしゃべりはできないので精神的に疲れるかもしれません。
とはいえ、どちらも実作業はそんなに難しいものではないため、たった1週間程度で5万円前後の収入(残業入れればそれ以上)になると考えれば、まあそんなに悪い仕事ではないと思います。
ただし、年始がまるまる潰れるのでお正月に家族と過ごしたいとか、みんなが休んでいる時でも働くことになりますからそのあたりは大変かもしれませんね。
年賀状配達・仕分けのおいしく稼げる時間帯やタイミングは?
年賀状配達や仕分けが一番美味しいのは残業代がしっかり付くところですね。サービス残業になることはまずないので、働いた時間分全てが収入に繋がります。
時間帯的には仕分けの夜間だと時給が高くなるため、フリーターの方に人気のようです。高校生だと日中バイトしか出来ませんが、時間に余裕のある20歳以上の方であれば試してみるのも良いかもしれません。
副業年賀状配達・仕分けに向いている人
お伝えしている通り、年賀状のバイトは年始がまるまる潰れますし、配達はほぼ一人、内勤でもおしゃべりはできないので黙々と作業することになります。よって、以下のような方に向いている副業かなぁと思いますね。
こんな方におすすめ
- 失業中で短期のバイトを探している方
- 本業が休みの季節なのでその埋め合わせとして取り組みたい方
- 大学生、高校生で短期間のアルバイトをしたい方
- 黙々と作業することに抵抗がない方
- 土地勘がある程度あって寒い中働くのにも抵抗がない方
- 学生バイトがが多くても気にしない方
- 私服でバイトしたい方
このあたりの方にはおすすめできるかなと思います。黙々と作業できる方といっても、配達は雪が降っていたりしているとなかなか大変ですので、寒さ対策は万全にしなければなりません。
また、高校生がやたら多いバイトなのでその辺にも抵抗がない人のほうが良いですね。あとイキってる高校生もたまにいるのであまり近づかないほうが無難です。
いずれにしてもすでに社会人なのであれば一人で行動するのに抵抗は無いでしょうから、きちんと仕事をこなせばいいだけですね。
ぶっちゃけ誰でもやろうと思えばできる仕事ですので、できるだけシフトに入れることをアピールしたほうが採用はされやすいと思います。
まとめ:年賀状バイトは短期で稼げるいい副業バイトになる!
年賀状バイトは高校生が多いのですが、それでも副業としてやる方もいると思いますし、やってみたいと思っている方もいるでしょう。女性なら内勤にしたほうが良いですが、男性なら配達に行ったほうがいいです。というかそっちのほうが恐らく採用されやすいです。
年始という貴重なイベントがなくなってしまうのが嫌だ!というのであればできませんが、正月?しらねーよ…という方であれば気にせずできるんじゃないかと思いますね。
お正月に短期で稼ぎたいという方にはオススメの副業だと思うので、10月頃に求人を見つけたら早めに応募することをおすすめします。