どんなテーマでもそうなんですけど、副業を始めるにあたってまずは情報収集から始めると思います。必要な情報をネットで探していると必ず紹介されているのが情報商材。
この情報商材ですが、良いものもあれば悪いものもある玉石混交状態なんですよね。そんなの多少かじった人なら当たり前やろ、みたいなことでも「ここで書いてあることが新常識」みたいな煽り方で紹介されていることも。
以前は情報商材=インフォトップで販売されている…という公式が当たり前でしたが、最近では販売場所はインフォトップからnoteに移ってきています。その理由はおそらく誰でも匿名で販売できるから。
インフォトップだと販売者の名前などの情報公開は必須ですからね。その点noteは匿名なので必ずしも本名公開する必要はなく（したければすればいい）売る方としては安心してクソみたいな商材を高値で売りつけることもやろうと思えば可能。
最初にも書きましたが、情報商材の大半は調べればわかることがまとめられているだけ…なんてことはよくあることです。
読みたいnoteや情報商材、それほんとに必要なん？
noteは匿名で販売できるので、中身がアレなものでも平気で販売されているのだとか。私は購入する気がサラサラないのでわかりませんが、ツイッターではわざわざ有料noteを購入してそのレビューをする猛者まで現れています。
それだけnoteを販売する人が増えたということでもあるのでしょう。ちょっと前はインフォトップの情報商材を売るためにレビューするってのもありましたしね。当然の流れと言えます。
情報商材は1つで数万円という高額な商品が多かったのですが、noteの場合は数百円～数千円程度で販売されています。約10分の1程度の価格なので、情報商材の時代を知っている人からすると手に取りやすい価格でしょう。
気になる人のnoteが安いぞ！買うか！？と思うこともあるでしょう。でもちょっとまって、それホンマに必要か？と。
情報商材自体を買うことは別に悪くありません。極論新聞だって情報商材みたいなもんですし。
ポイントは、その商材から得られる情報は既にネットや書籍でまとめられているのではないか？ということ。既に既出の情報ならわざわざ買ってまで読む必要は全くないはずです。
要はその情報商材に一次情報（まだ広く出回っていない情報）がどの程度の割合で含まれているか。全部一次情報なら迷わず買いでいいですが、50%既出ならちょっと迷います。80％既出なら買わなくていいかな、という感じですね。
もちろん販売者を応援したいとか、ファンだという人なら別にいいと思いますけども、副業のためだからといって無駄遣いするようなことはしないようにしましょう。
娯楽のためのnote購入は全く否定しませんし、むしろそういうのは好きにやるべきです。が、ノウハウ的な情報を買うのであればシビアになったほうが良いです。
情報商材はノウハウコレクターへの入り口
最も危惧すべきことは、情報商材を買い漁るノウハウコレクターになってしまうことです。安価なnoteでもいくつも買ってしまうと大きな出費になりますし、そもそもそんなに買って意味あるの？という状態になりがち。
ノウハウコレクターになってしまう人は、大抵情報商材を読んで満足する人です。そういう人はいいカモにしかなりません。
本当に情報商材を活用しようと思うのなら、まずは購入した一つを徹底的に読んでそのノウハウを自分で実践してみるべきです。すると、その一つで十分かどうかがわかってきます。
まだ足りなければとりあえずネットで情報リサーチして、無料情報がなければ有料情報（noteなど）をあたるようにするほうが、下手な商材を掴んだ時のダメージは少ないです。
情報商材を読んで満足するのは、自分でノウハウを実践するのが面倒くさい人です。
手を動かすのは億劫だけど、何もしないのは気持ちが悪い→そうだ、情報を読んでやっている気になれば気分も静まるだろう…こういう潜在的な意識がノウハウコレクターへの扉を開いてしまうのです。
情報商材はどうしても必要なものを1つ買えば十分です。むしろなくてもいいくらい。
くれぐれもノウハウコレクターをカモにした情報商材に引っかからないように気をつけてください。
ブログ界隈の情報商材は今も昔も怪しい
情報商材は「稼ぐ系」のものが昔から主流です。特にネットで稼ぐ系は今も昔も変わりません。
たった数分PCをいじるだけ、スマホをタップするだけで月収50万…その秘密、知りたくないですか？
こういうキャッチコピーを見たらすぐに警戒してください。
大抵はウソ（稼げるのはウソではないが膨大な作業量を要する）ですから。仮に実践して稼げた場合、相当センスがあるか、知らず知らずのうちにグレーなことをしているかのどちらかです。
ネット副業代表格のアフィリエイトも前から「数時間作業で月収100万円」みたいに言われていますが、基本的に1～2年ほど泥臭い作業を毎日6時間くらいできて初めて「数時間作業で月収100万円」達成できるので、ウソではないですが過程を考えると「そうはならんやろ…」という話なんですよね。稀に達成する人も出てきますが、相当運やセンスに恵まれていたり、元々広告代理店で働いていた、というケースなので全く参考になりません。
いずれにしても、全ての稼ぐ系の情報商材は疑いの目でみることを強くおすすめします。
こういう胡散臭い情報商材が蔓延して「やっぱりネット副業は稼げないんだな」と思う人が増えれば増えるほど参入障壁となるので、ライバルが増えなくていいと思う人もいるので微妙なラインではありますけども。
アフィリエイトで稼ぐ系の情報は既に無料で全て出尽くしています。なので、ググって実践してみるのが一番です。有料情報なんぞ買わなくてもアフィリエイトやブログで稼ぐことは可能です。
お金を払って買った＝稼げるわけではないことに注意してくださいね。
情報商材を買うときでも中身の精査は忘れてはいけない
掃除機が壊れたから新しいのを買おうとなったとき、いきなり店頭に足を運んで「これください！」とはならないですよね。事前にどんな掃除機が必要かを調べ、自分にあったスペックのものを選んでからの「これください！」になるはず。
スペックが劣っても、「とりあえずゴミを吸えればいい」となれば、別に高スペックな掃除機でなくてもいいのです。
情報商材を買うときでも、自分に今必要な情報がまとめられているか？無料でわかる情報ではないのか？といった精査は必要ですし、レビューしてくれている方もいるのでそれを必ず調べるようにしましょう。
noteに関してはレビューしている人がまだ少ない状態なので、読みたい情報があってもできるだけ注意したほうが良いでしょう。○人購入したら、いついつになったら値段を上げる…というのも情報商材販売者の常套句ですので、焦って購入する必要もありません。
まずは落ち着いて、いるかいらないかの判断をしましょう。いるなら買えばいいし、いらないなら買わなくていいです。長々書いてきましたが、結論言えばそれだけの話しでしたね。