ペットが家にいるかいないかで家庭内の雰囲気って大きく変わりますよね。私の自宅でも昔から猫を飼い続けているので、猫のいない生活を考えることが難しいくらいです。
ペットがいると家族の話題も増えますし、和やかな雰囲気になるのでいつまでも元気でいて欲しいと思うわけですが、逆にペットがいることで家を数日空ける旅行ができない…といったデメリットも当然あります。
そういった時に活躍するのがペットシッターですね。ペットシッターはシンプルに言えば依頼者が留守中にペットの世話をする人のこと。直接依頼者の家で決められた時間一緒に過ごして様子を見たりお世話をするのがペットシッターの仕事。
自宅のカギを預けることでトラブルが起きたケースもあったため、最近ではペットショップや動物病院、ペットホテルでの仕事もあるようです。もちろん現在でも依頼者宅に訪問してお世話するという仕事もありますので、会社によりけりといったところかもしれません。
というわけで、ここでは副業でできるペットシッターについてお伝えしていきたいと思います。
ペットシッターの仕事内容
ペットシッターの仕事内容は至ってシンプルで、依頼されたペットの世話をするだけです。だけ、とはいうものの、犬や猫が好きでなければトイレ掃除などはなかなか大変かもしれません。
それに、各家庭によってペットのしつけ具合も変わりますから、懐いてくれてお世話しやすいこともあれば、全く寄り付いてくれなくて最低限のお世話しか出来ない…というようなことも考えられますので、奥の深い仕事と言えるでしょう。
仕事場所は依頼者の自宅が多く、一日数回のご飯、トイレ掃除、遊び相手、ブラッシング、犬であれば散歩も仕事に入ります。
ペットは犬や猫が多いのですが、うさぎやハムスター、モルモットといった小動物だけでなく、鳥類、魚類、爬虫類のお世話も仕事になるので、求人をよく見て自分が出来る仕事を探すのがポイントです。
ペットシッターの仕事は合鍵を使って依頼者の自宅に通うことになるので、人の家のものを許可なく触ったりという行為は絶対にしてはいけません。
1回あたりの仕事時間は概ね1時間程度が基本で、依頼者が数日間家をあける場合は1日2回はお世話をしに依頼者宅へ向かうことになります。
当然ですが、仕事を始める前に依頼者の方から入念にヒアリングを行い、ペットの大きさや種類、食事、食事の時間、掃除や散歩の頻度、病気の有無などを聞き出しておきます。
副業でできるペットシッターの勤務場所
ペットシッターの勤務場所ですが、依頼者の自宅または動物病院などになります。が、依頼者さんがペットのことを考えて自宅で見て欲しいという場合は自宅になります。
小鳥や小動物、魚類、爬虫類などは自宅でお世話することが多いと思います。ケージや水槽から出せないことも多いですからね。
仕事にもよりますが、お世話中のペットの様子(便や尿、食欲、遊んでいる時や散歩の様子など)を細かく記載した報告書を毎回作成して依頼者さんに報告します。これは文書で作成する場合もあればメールや電話でお伝えすることもあり、どれだけしっかりとペットのことを見ていたかを問われることになりますね。
旅行中にペットの様子が気になる依頼者さんの場合は電話で連絡をもらいたい!という人も多いかもしれませんので、電話対応はしっかり行うよう心がけましょう。
ペットシッターのメリット・デメリット
次はペットシッターのメリットとデメリットを見てみます。
メリット
まずメリットですが、自分が今まで飼ったことのあるペットであれば世話しやすいですし、人のお家のペットと仲良くなれるというのも動物好きな人にとっては楽しい仕事のはず。時給相場は1000円~2000円前後と普通のアルバイトよりも若干高いので、人によってはペットの世話を楽しみながらお金ももらえる最高の副業になるかも?
デメリット
とはいえ、必ずしも楽しいだけの仕事というわけではありません。依頼者さんのペットが全然懐いてくれなかったりということもありますし、ペットを怪我させてしまったり、あるいは体調の変化を見抜けなかったりすると大きなクレームに発展しかねません。なので、ペットの様子をよく見る力が必要になります。依頼者さんにとってペットも家族の一員ですので、責任を持ってお世話をするという意味では気を抜いてはいけない仕事と言えるでしょう。
ペットの管理責任が問われるので責任は重い仕事ではあるものの、病気を抱えたペットだとか赤ちゃん状態だ、という状況でなくある程度自分のことは自分でできるペットの場合、お世話はかなりラクになるはずです。
子猫や子犬など赤ちゃんペットは少し食事の時間が遅れただけでも体調を崩して低血糖状態になって、最悪の場合死に至ります。したがって、そのようなことにならないよう適切にお世話してあげることが最重要になるんですね。
なので、赤ちゃんペットを世話するときは他のペットよりも慎重に見てあげる必要がある、ということは覚えておきましょう!
ペットシッターのチェックポイント
収入などのチェックポイントは以下の通り。
収入目安 | 時給1000~1500円 |
勤務地 | 依頼者宅、動物病院など |
勤務時間帯 | 日中、夜間 |
勤務曜日 | 毎日 |
1回の勤務時間 | 30分~3時間 |
資格の要不要 | 不要だがトリマー、動物看護師、家庭犬訓練士、認定ペットシッター士などの資格を持っていると優遇される |
難易度 | ★★★☆☆ |
ペットシッターの場合、大抵のアルバイト求人だと時給は1000円~1500円前後となっていることがほとんどです。生き物の命を預かることになる仕事ですので必ずしも高いとは言えませんが、日常的にペットの世話をしている人からするとかなり良い条件に感じるかもしれませんね。
ペットシッターには民間資格として「ペットシッター士」というものがありますが、知名度はあまり高くありませんし、そもそもその資格がなくてもペットシッターをすることは可能です。
ただしペットシッターとしての自分に信用力を付けたいとか、より質の高いペットシッターとして活躍したい、あるいは将来的にペットシッターとして独立したいという方はとってみてもいいかも。
その他トリマーや動物看護師、家庭犬訓練士などの資格を持っていると依頼者からの信頼も得やすくなるでしょう。
ペットシッターのおいしく稼げるタイミングは?
ペットシッターが美味しく稼げるタイミングといえば、そうです。レジャーシーズンや週末・連休ですね。
多くの家族が旅行に出かけるシーズンになるとペットシッターの利用が増えるんです。そのタイミングで仕事ができれば、短時間でもそれなりの収入が見込めます。
もちろん副業かつ時給千円前後ですのでびっくりするほど稼げるわけではないものの、毎週2日、3時間ほどペットシッターとして働いた場合、月に6万円前後の収入になることが予想できますよね。
動物が苦手な人からすると結構大変ではあるのですが、犬や猫、その他の動物が好きな人ならそれだけで月6万円も副収入として稼げれば十分すぎるんじゃないかと思ったり思わなかったり…。
ただし、やはり家庭によって飼っているペットの性格なんかも結構違います。もちろんペットシッターを考えるような人であれば「犬だったら全部一緒でしょ?」と思っている人はいないと思いますが、遊ぶのが大好きだったり、臆病だったり人と同じように個性があるので、それも含めて楽しめる人に向いている仕事かなという感じはします。
ちなみに、都心部では散歩だけとか、一時預かりだけ、という需要もあるそうですので、短時間だけの仕事にしたいという人には良いかもしれません。
副業ペットシッターに向いている人
副業でペットシッターに向いているのは以下のような人かもしれません。
こんな方におすすめ
- 色々な動物の世話をするのが好きな人
- 犬や猫だけでなく、魚類や爬虫類、鳥類などの世話をした経験がある人
- 動物病院に努めていた事がある人
- トリマー、家庭犬訓練士などの資格を持っている人
- オーナーの要望を理解してきちんとペットの世話ができる人
概ねこういった人におすすめできるかなと思いますね。結局のところ、色々な動物が好きかどうかで続けられるかが決まる仕事だと思います。猫が好きでも犬が嫌いだったりするとなかなか続けられませんので、どちらも分け隔てなく世話できるというのが大事かもしれません。
また、依頼主によっては哺乳類以外にも鳥類や魚類、爬虫類、昆虫などをペットにしている人もいるかも知れませんので、可能であればそういった動物の世話の仕方も知っておいたほうが良いかもしれません。
心配であれば、求人を出しているところに犬猫やその他哺乳類系の小動物など以外の世話もあるかを聞いておいたほうがいいでしょう。いずれにせよ、責任感を持ってペットと接することができる人でないと務まらない仕事です。
まとめ:ペットが大好きなら副業ペットシッターとして働くのもありかも!?
ペットシッターの仕事は週2程度から始められるものもあるので、取り組みやすいのが特徴でしょう。ただし上でも書いてきたように、ペットを預かるということは命を預かるということでもありますし、依頼者さんにとってペットは家族のようなもの。
何かしらの手違いで部屋から外に出てしまったり、怪我をさせてしまうと恐ろしい事になりかねませんので、くれぐれも責任感を持って仕事に務めなければなりません。とはいうものの、事前に依頼者さんとは打ち合わせをすることになりますので、そいういったことになる可能性は限りなく低いとは思います。
きちんと仕事として責任感をも輝人であれば、単に動物が大好きという人でも大丈夫でしょうし、将来動物に関係したことを仕事にしたいと考えている人にもおすすめできる副業かなという印象ですね。