メルカリとかラクマとかって不用品の売買に便利ですよね。私もフル活用してますが、最近見つけたのが野菜や山菜の販売。
自家栽培野菜や山菜など季節の味を堪能したい人におすそわけ、という感じで出品している人が多いことに最近気づきました。
自分ちで作った野菜がいつも余って捨ててしまう…とか、これからネット販売をしてみたいが難しそうでなかなか手が出ない…という方でも手軽に販売できるので、実際に出品してみるといい勉強になると思います!
フリマアプリで野菜や山菜が売れるぞ!
で、本題ですがフリマアプリには野菜カテゴリーがあり、そこで自家栽培野菜や山菜などを販売している人がいます。
びっくりするのが、旬の野菜や山菜は出品から数分で購入されていること。メルカリだと出品からほんの数秒で購入されることも珍しくないですが、旬の味覚に関しては誰もが敏感になっているということでしょうか。
2018年9月現在では、松茸がたくさん出品されていてそれらがよく売れています。普通にネット通販だと安いのは規格外だけで、特上の国産ものはたった100gで8000円~1万円するという相場なんです。庶民に手が出せる価格ではないですし、家族で食べる量としては全く足りないと言わざるを得ません。
スーパーだと多少ランクが落ちて安くなりますが、それでも100グラムで3000円程度はします。輸入松茸は格段に安いですが、中国産は混入物が心配ですし、アメリカ産はそもそも松茸の種類が違う(それなりには近い)のであんまり買う気はしませんね。
メルカリとかだと天然国産物の松茸がかなりたくさん出品されていて、相場も割と手頃です。100gあたりで2600円とかスーパーで買うよりも全然安いなんてこともザラです。そしてそれを買う人も当然いるわけです。食べたい人が国産松茸がそんだけ安く買えたらそりゃ買うわって話ですね。
松茸の話ばかりですが、もちろん他にも自分の所有地で育った果物(柿や梅、青柚子など)も売れます。野菜や果物カテゴリーを眺めていると、柚子は黄色くなったものでなくても売れる、とか色々と面白い発見がありますよ。
柿や柚子とかってぶっちゃけ放置してても勝手に実がなるので、まさに棚からぼた餅なんですよ。たけのこなんか春先に自家所有の山にいけば勝手にポコポコ生えてますからね(笑)
それを適当に出品するだけで売れるのである意味元手ゼロ。商売の基本、仕入れ値を抑えて高く売るを実現できるわけです。
野菜も自家栽培したものであれば人件費を無視すれば(笑)、かなり安く作れますしね。地元のJAや道の駅なんかに出品するよりも、よっぽど手軽に販売出来ると思います。
野菜や山菜を出品する際の注意ポイント
野菜や山菜、果物などをフリマアプリで出品する際、そのまま出品しただけではダメ。きちんと注意点を知っておかなければ損するのは自分です。損せずにしっかり利益を出すために気をつけたいことをまとめておきます。
クール便にすべきかそうでないかの判断は?
まず野菜や山菜、果物は生モノですので可能な限りクール便がいいです。ただ、クール便だと届け先によっては送料がかなり高くなります。
最小サイズの60サイズでも中国地方から東北地方に送るには1555円の送料となりますので、そのあたりをきちんと計量したうえで送料込み価格にするのが重要です。
例えば上述の松茸であれば、300グラムで8000円とかだったりしますが、そのうち販売手数料が800円、送料として1000~1500円程度引かれると考えると手取りは6000円程度になる場合もあるわけです。
自分や家族が所有する山で採集した松茸なら元手ゼロみたいなもんですから、十分な利益だと思いますが、まつたけ狩りツアーみたいなので採集したものの場合きちんと利益が出るように価格調整する必要があるので、思っているより難しいと思います。
松茸のように高額でも売れるものなら良いのですが、野菜や果物の場合送料で赤字になってしまう可能性も捨てきれません。なので、日持ちして常温でも問題ない野菜のみ出品する…というのも選択肢としてはありです。
例えばじゃがいもや玉ねぎ、さつまいも、栗などはありですね。これらはかなり日持ちします。栗は1kgで1000円~1500円前後で売れます。いがを取り除くのが面倒くさいですが、ほっといても勝手になりますし量も多いのでお小遣い稼ぎには最適と言えるでしょう。
きのこ類は毒きのこ混入は絶対にNG
松茸の話をしましたが、自分が所有している山で採集したきのこを出品している人もいます。実はあまり知られていないきのこでも、実はかなり高額で取引されていることも。あみたけなんかがそうですね。
松茸は毒キノコと間違えることはないですが、モノによっては毒キノコによく似たものもあります。なので、きのこの採集をしたことがない素人が「きのこって売れるんだな~」と考えて適当に採集するのはかなり危険です。きのこは見た目で毒キノコかどうかわからない物が多いからです。
ですので、仮にきのこを出品したいという理由で山に採集しにいくのであれば、きのこに関する知識を持ったガイドさんと一緒に行くのが大前提です。
毒キノコを販売して事故を起こしたら、真っ先に責任を問われるのは販売した自分になるわけですからね。
これはきのこに限った話ではなく、食べられるものかどうかイマイチ判別のつかないものは出品しないのがベターと言えるでしょう。
野菜は送料負担が大きいので値付けはシビアに
上でも書いたように、野菜は日持ちするものばかりではありません。なのでクール便を使うことが多いと思います。
クール便は普通の宅配便よりも料金マシマシになるため、その送料も含めた価格に設定する必要がある、というのは既にお伝えしたとおり。
しかし、意外と売れるラインが難しく、1000円以上で売れてくれないというものもあるんですよね。そういう場合は他の野菜や作物とセットにすることで1000円以上で売るということもできます。重さ制限に引っかからない程度に詰めてあげれば売れると思いますよ。もちろん保証はないので、他の出品者の組み合わせを見て決めるのが良いですけど。
クール便でなくてよい作物ならそのまんま送ってあげれば大丈夫です。ただ出品時点で傷み始めているものは入れないように注意が必要です。到着時に腐っていたりすると、購入者からしても困りますしね。
こんな具合で、生鮮食品の種品は普通の荷物よりちょっとめんどくさいです。きゅうりとかなかなか日持ちしないものでも普通に出品してる人がいて驚きますけどね…。
加工したものを出品したいなら保健所の許可が必要だが個人では難しい
手作りの梅干しや干し柿の出品も割と見られるので、「個人で出品しても大丈夫なのかな?」と安易に思ってしまいがちですが、実はメルカリなどのフリマで加工食品を出品するには保健所の許可や賞味期限を記載することが必要になります。
要するに、自宅で作った自家製梅干しや干し柿なんかは出品してはダメなのです。出品しても大抵の場合すぐ削除されます。削除されていない出品物のページを見てみると、賞味期限や保健所許可の写真があるものがほとんど。なので、加工食品の出品は個人では難しいです。
干し柿や梅干しとか大した手間もなく価値が上がるので、そこだけクリアできれば良い商品になるんですけどねぇ…。
なので、メルカリなどを使って個人で生鮮食品を販売する際は「加工せずそのままであること」が重要だとよく覚えておきましょう!
季節の野菜や果物は元手を抑えて収入に繋げられる!
グダグダと色々書きましたが、ここでお伝えしたかったのは「季節の味はフリマで売れる!」ということ。
JAや道の駅に出すほどの量はないでも自宅で消費するには余る…という場合、メルカリなんかで売ってしまえばいいのです。
送料や配送のこともあるので、できれば一番高値が付く時期に出品するのがベスト。そうすることで、利益最大化を図ることもできるでしょう。
原始的ではありますが、メルカリでの出品をビジネスと捉えると色々学べることがあると思います。
- どうすればもっと利益に繋げられるのか?
- 送料を抑えるにはどうすればいいか?
- 効率的に販売するにはどうすればいいか?
…などなど、考えられることは山程あります。
人にあげるのはもったいない…そう思っておいていたら傷んで食べられなくなった…そんな経験をしたことがある人はたくさんいるでしょう。
食べられずに捨てることになることのほうがもったいないです。なので、素直に欲しい人に売ってあげればいいと思います。購入者さんは欲しい野菜や山菜などが手に入り、出品者さんは食べきれなかった野菜などがお金に変わる…どう考えてもwinwinでしょーという話。
ネット販売は難しいと思っている方でも、フリマアプリであれば手軽に始められると思うので、気軽に始めてみれば良いんじゃないかと思いますね。
トライアンドエラーで試行錯誤していくことでそのうちいっぱい売れるようになりますよ、きっと。