投資というとギャンブルみたいなものという印象を持っている人もいるかも知れません。私も実際にギャンブル的な投資をして今までの利益を元本を溶かしたという苦い経験があります。
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【しくじり投資】現物株で700万を1500万まで増やして180万まで減らした話
稼げる副業としてよくランキング上位に表示されている「投資」ですが、相場環境が非常にいい時はどの株や通過を買っても資産が増えるという最高の状態なります。しかし相場が反転したり地政学リスクが高まるととんで ...
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なので、株式投資の記事を副業記事として書くのはちょっと悩んだのですが、うまく立ち回れれば低リスクで月5万円程度の収入には繋げられる可能性は高い(もちろん損するときもある)ので、一応投資・運用枠としてお伝えしていこうと思います。とはいえ、このブログは投資専門サイトではないのでより深い戦略を知りたい方は別途書籍購入して勉強することを強くおすすめします。
株式投資の内容
証券取引所には数多くの会社が上場しています。上場している会社のさらなる成長を見込んで株式を購入し、値上がり益を狙うのが株式投資ですね。
株式の取引方法には現物取引と信用取引の2種類があります。現物取引は今ある資金以上の株式は購入できません。それに対し、信用取引は今ある資金の3倍までは株式の購入が可能です。また信用取引のみ空売りという手法で利益を得ることができます。
株式投資で得られる利益には以下の5種類があります。
メモ
- 値上がり益(空売りの際は値下がり益)
- 配当金
- 株主優待
- 貸株料
- 逆日歩狙いの信用買い
値上がり益(キャピタルゲイン)は主に保有している株式が値上がりした時に売却して得られる利益のことですね。50万円で購入した株式が55万円で売れたらその差額5万円が値上がり益、ということになります。
配当金(インカムゲイン)は株式を保有していることで得られる利益ですね。配当を実施している会社の株を購入することで得られる収入で、会社・株価によってその金額や利回りは変わります。
株主優待も会社によって実施しているところとないところがあるのですが、会社によってはクオカードだったり自社製品だったりと安定株主獲得のために各会社が創意工夫しています。
貸株料、逆日歩(ぎゃくひぶ)についてはここではお伝えしません。基本的には上記の3つがよく株式系のサイトでピックアップされる項目だと思います。
株式投資をすることで、値上がり益、配当金、株主優待の3つの利益が得られるという認識で最初は問題ありません。
なぜ株式投資が副業として紹介されるのか
このブログも副業サイトなんでアレですけど、株式投資はすべての取引がネットで行われるようになったため、市場が空いている間(平日午前9時~午後3時)はいつでも誰でも取引に参加できるようになりました。スマホでもトレードツールが充実しているため、どの証券口座でもスマホで手軽に売買できる状態です。
なので、副業雑誌などでよく紹介されているんですよね。確かに、短時間で高収入が見込めるのが株式投資ですので副業としての条件は概ね満たしています。
会社員でも株式投資に関してはバレずにできる副業ですし、公務員でも堂々と株式投資できますからね。
ただし忘れてはいけないのが値下がりのリスクです。株式相場は日本だけで形成されるわけではなく、アメリカや中国、欧州などの相場環境、経済事情、地政学によっても大きく左右される…というか振り回されるので、想像以上に損をする可能性もあります。
ですので株式投資をやって確実に儲けられるとは限らない、ということを常に心に留めておくことが最も重要です。ジョージ・ソロスという超有名な投資家がいますが、「まずは生き残れ!儲けはそれからだ!」という言葉があるほど株式相場は甘い世界ではないのです。
誰でも知っている有名な会社の株を購入したら想像以上に下がってしまった…ということも個別株なら十分に有り得る話なのです。最近では日経平均株価に採用されていたり、東証一部上場の会社でも業績好調、あるいは不祥事で新興株のような荒々しい値上がりや値下がりをするので全く油断できません。
そのような株式相場では、まずは生き残ること(資産を溶かし尽くさないこと)が最も重要です。
株式投資は投資スタイルで副業的に行える
株式投資にはいくつかのスタイル(投資方法)があります。
メモ
- デイトレード
- スイング(短期~中期投資)
- 長期投資(数年~数十年保有)
デイトレードは1日に何度も売買して利益を得る手法。スイングは数日~数週間、長くて数ヶ月~1年程度の短期~中期間保有して値上がりや配当、優待などを狙う手法ですね。
長期投資は将来的に大きく成長することを狙い、数年~十数年以上保有する投資手法です。専業トレーダーはデイトレードをよく行っていますが、本業がある人が副業的に行う場合は数日~数ヶ月保有するスイングトレードが理想ですね。
当然この間に保有している株のいい情報が出そうだったら買い増ししてもいいですし、十分値段が上がったなら売ってもいいです。副業的に株式投資をするときは損しても問題ないベルの投資額で行うのが理想。1単元だけなら仮に大きく値下がりしても数万円程度のかすり傷(重症かもしれませんが)で済みます。
逆に値上がり幅が大きかった時、手持ちの株数が100株程度だと大きな利益には繋がりません。そこが株式投資の難しいところであり、自分の力量や感、運などに大きく左右されるところです。
いずれにしても無理のない範囲で株式投資を行うのが望ましいですね。
ちなみに、株式投資で得た利益には約20%の税金が課されますが、「特定口座 源泉徴収あり」で口座開設していると利益確定後に自動的に差引かれた金額が口座に戻ってきます。なのでわざわざ自分で確定申告する必要はありません。
NISA口座であれば年間120万円の投資枠があり、ここの枠の投資で得た利益は非課税になります。100万円投資して150万円まで値上がりして売却した場合、普通の口座であれば約11万5千円が税金として徴収されます。が、NISAであればこの約11万5千円はまるまる自分のものになる…ということですね。
なのでNISA口座はできるだけ活用してください。
株式投資のメリット・デメリット
株式投資のメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット
デメリット
株主投資のデメリットは、当然持っている株が値下がりすると資産額も減少してしまうことですね。最悪の場合投資している会社が倒産してしまい、株式の額面が0円になる…なんてことも。最近では実際にタカタが上場廃止して株も無価値同然になりましたね。東証一部で超有名な会社でも日産のような不祥事や上場廃止リスクは常につきまといます。
株式投資をしている人が最も気をつけなければならないのが、SNSでの煽り屋を信用して買ってしまうということですね。あるいは、煽り屋が煽った株を保有していた、という場合。特にウ○フ村○など悪質な人物も数多くいるのが株クラスタなので、本当に信用できる情報なのか?というのは常に意識しておいたほうが良いです。
狼おばさんが煽ると株価は一時的に上がって、その後一気に相場が崩れる…というのが最近は様式美となっています。なので、あえてそれを利用して煽られたら一旦全て売却し、空売りを入れる…というやり方もありです。とはいえこういうスピードが必要な取引は難しいですので、副業的に投資をしている人は煽り屋が煽り始めたらさっさと売って逃げるというのが賢い選択と言えるでしょう。持ち続けていると損しかしません。
数年保有を決めている株でないなら、必ず仕事が終わってからでいいので材料がでていないか、SNSで煽り屋が活発化していないかはチェックしておいたほうが良いです。
株式投資のチェックポイント
株式投資の収入などのチェックポイントも見ておきましょう。
投資先 | 国内企業(海外企業、投資信託もある) |
商品数 | 約4000銘柄以上 |
利益 | 値上がり益、配当、株主優待など |
税率 | 20.315% |
非課税制度 | NISA,ジュニアNISA |
難易度・リターン | ★★★★★ |
株式投資はスキマ時間でサクッとできる副業的なもの…と考えることも出来なくはありませんが、投資する会社の業績や黒い噂がないか、あるいはSNSでどのように見られているか、煽り屋はいるかなど色々と調べるべきことは多いです。
なにも考えずにただ「有名だから」という理由で購入すると大きな損失につながる可能性が高くなります。そうならないためにも、スキマ時間を使って色々と自分で納得できるまで調べて購入し、その後はSNSやプレスリリースの情報に注意して見守っておくというのが副業的な株式投資のやり方になると思います。
副業的な株式投資に向いている人
株式投資に向いているのは以下のような人ですね。
こんな方におすすめ
- 少ない元本でも自分で投資をして利益を得たい人
- 副業はやりたいが、バレずにできることを探している人
- 多少の損は覚悟の上で投資できる!という人
- FXは性に合わなかった人
- 既にある程度の資産は持っていて、配当で年間数十万程度もらいたい人
こういった方におすすめできるのが株式投資かなと思います。富める人は更に富む…を地で行くのが株式投資です。つまり元本が多い人ほど有利なゲームなんですよね。
なので、まずは資金を貯めるために本業を頑張って、株を始めるのはそれからでも遅くはありません。
株を始めるのに一番ベストな時期は、中途半端で危険な香りが漂う2018年のような相場ではなく、2017年のようなあらゆる企業が最高益を出すような相場、もしくは不景気真っ盛りでどの企業も株価がどん底まで下落して全然動かなかったアベノミクス以前のようなときです。
むしろ、経済が停滞している状態のときのほうがリスクがリスクが少ないので、そもそもまだ資産がそこまでないという人はガッツリ投資できる程度までしっかりお金を貯めて日本経済の冬が来るのを待ったほうが良いかもしれませんね。
まとめ:株式投資は副業的にできるがリスクがあることは常に忘れないように
個人的に、株式投資で利益を得るのに一番大事だと思うのは投資するタイミングです。
株を買うのが早すぎると下落リスクがありますし、高いところで買うとかなりの確率で大きく下落します。株は安く買って高く売るゲームですので、いかにタイミングよく購入するかが最も大事。
高値で売りつけられるのではなく、売りつける側に回るにはどうすればいいか?をよく考えて売買すれば自分の得意な取引スタイルも自然と出来上がるでしょう。
私は既に退場した人間なので偉そうには言えないんですけど、とにかく保有株やこれから買おうと思っている株の情報にはアンテナを張って敏感になることをおすすめします。